治療記録1 異変と告知

こちらは子宮体癌ステージ2、卵巣癌ステージ1bの治療記録になります。
情報が必要な方への発信と、備忘録を兼ねてupしていきます。

 

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【2018年8月30日Tレディースクリニック受診】

2〜3年ほど前より、月経不順に悩んでいました。
痛みはさほどないのですが、月経周期が長く、1週間が10日になり、2週間になり…
煩わしいことこの上なく、婦人科で相談すると「加齢のため」と言われ、様子を見るようにとのこと。
出産経験もなく、40代になったこともあり、そんなものかなと思っていました。
別な病院で受けた婦人科検診や子宮頸がん検診でも相談したのですが、どの先生とも同じ答えだったので、放置してしまっていました。
(確か、場所を変えて3箇所で受けましたが、どの先生も同じ答えでした)

この月経周期がいよいよおかしくなってきたのが、2018年に入ってから。
出血が3週間も続き、しまいには出血しない日がなかった月もあって、やっぱりもう一度診てもらおうと思い、今までとは違う病院に行きました。
でも、この時もまだ更年期障害が始まったのかな?と思っていたので、今までとは違うアプローチで診てもらおうと思い、更年期外来と漢方外来のあるTレディースクリニックに行きました。

ここで、いきなり癌の可能性を伝えられました。
症状を話し、すぐに子宮と卵巣の超音波検査を受けたのですが、内診しながら先生が「これは非常に良くないです」と言ったのです。
更年期の検査だと思っていた私は、とても驚きました。
続けて先生がお腹を上から押し「ここ痛くないですか?」と聞いたのですが、その質問を遮るくらいの痛みで声が出てしまいました。
「画像を見ながらお話しましょう」と言われ、内診台を降り、今撮影した超音波画像を見ながら説明を受けました。

お腹の上から触っても分かるくらい、卵巣が腫れていること。
卵巣と子宮の奥に良くない影が映っていること。
卵巣膿腫(良性腫瘍)の可能性もあるが、経験上あまり良くないタイプの腫瘍であると思われること。

これらを告げられました。
このクリニックではCTやMRIの機器がなく、紹介状を書くのですぐに大きい病院へ行くようにと言われました。
それも、できるだけ早く、と。
行きたい病院があるか聞かれたのですが、突然の事でどこが良いかも分かりません。
察した先生が、提携しているというY病院を紹介して下さる事になり、紹介状を書いてくださいました。

この時の感覚は、ショックというより、「まずいなー」というふわふわした感覚でした。
実母を消化器系癌で幼い頃に亡くしているので、心のどこかで「ついに捕まっちゃったかー」という感じがぐるぐるしているだけです。
先生や看護師さんの心配そうな顔や、気遣ってくださっている声色で「これはかなり良くないのでは?」とやっと思うくらい、あまり現実味を感じませんでした。
クリニックを出て、紹介してもらった病院へすぐに電話をして事情を話すと、4日後の予約が取れました。

この時、ふと思いついて夫より先に友人にLineをしてみました。
高校の時からの親友で、色々な場面を一緒に過ごしてきた信頼できる友人です。
彼女は大学病院の看護師で、健康面に関してもいつも相談してきました。
彼女なら紹介してもらったY病院について、何か情報を持ってるかなと思ってのことです。
メッセージを送ると、たまたま休みだった友人が驚いてすぐに電話をくれ、病院について相談できたのが、この先ずっとお世話になりたいと思える先生に繋がるとは、この時は思いもしませんでした。

クリニックで紹介されたY病院は、家から遠く、通うのに1時間ほどかかります。
友人は病院自体に問題はないけれどそのことを懸念し、我が家から車で10分ほどのR病院を受診してはどうか、とアドバイスをくれました。
手術や入院になった場合、その後の通院もあるので、Y病院では負担になるのでは、と。

そこでR病院についてネットで調べると、Y病院と同じくらい卵巣癌の手術症例がありました。
加えて、R病院には膝の怪我をした4年前に手術・入院したこともあり、すぐにR病院へ気持ちが決まりました。
でも、紹介状はY病院宛…
そこで友人にもう一度相談すると、事情を話せば宛名は変更できるとのこと。
すぐにTレディースクリニックに電話をかけると、R病院で事情を話し、受診した連絡を返信して貰えれば、宛名はそのままで問題ないとのことでした。

すぐにY病院に電話をかけ直し、お詫びをし、予約をキャンセル。
次にR病院に電話をして事情を話すと、「予約外で構わないので、最短の来られる日に来てください」と言っていただけました。

ここまで、クリニックを出てから30分足らずだったと思います。
暑い日に路上で電話をしていて、アスファルトに太陽の光が反射してキラキラして綺麗だな〜という風景が、嫌に心に残っています。
電車に乗って、夫にLineをし、驚いた夫からも電話をもらい、とりあえず夜飲みに行く約束をし、お腹が空いたのでお昼を食べに行きました。

そうなんです。
私、こんな時でもお腹が空いてごはんを食べる事が出来ていたのです。
(この他に餃子とビールも頼んだ…)
我ながら、色々と鈍い…

ちなみに、夜もしっかり飲んでました。
落ち込む夫を励まし、景気付けに2軒目も行ったように記憶しています。

 

よく「ショックだったでしょう…」とか、「お辛いでしょう」とか声をかけて頂くのですが、こんな感じで淡々とこなしている、という感じです。
強がりでも、現実逃避でも、不真面目でもなく、目の前のやるべきことをやる、という感じ。
もちろん、癌になってよかったとは1ミリも思っていません。
抗がん剤治療の副作用の恐怖もありました。
でも、「なっちゃったものは仕方がない」
これに尽きるかな。

 

こんな感じの治療日記になりますが、情報が必要な方もいると思うので、記録していきたいと思います。
不定期更新ですが、よろしくお願いします。

 

 

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今年もよろしくお願いいたします

 

2019年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、楽しく、美味しく新年を迎えられたでしょうか?
私は年末からひいた風邪がなかなか治らず、実家ですっかりお世話になっていました。
同じく帰省していた姉夫婦が美味しいものを色々と作ってくれて、文字通りの寝正月。。。
普段は風邪など滅多にひかないのですが、治療中で白血球の数値が下がっているためか、長引いてしまいました。

ようやく終日起き上がれるようになったので、その後放置してしまっていたブログも再開していきたいと思います。
しばらく治療の記録が主になりますが、よろしければご一読ください。

 

La mimosa 野呂京子

 

実家の犬とごろごろごろごろ…

 

 

 

 

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今後のレッスンについて

 

早いもので、今年もあと1ヶ月少々となりました。
例年ですと、この時期は食関連のイベントやクリスマスメニューの最終調整などに追われている頃ですが、先日お伝えしたように病気療養のためお休みを頂戴しております。
レギュラー会員の皆様へはメールにてご連絡を致しましたが、改めましてここにご報告と今後についてのご案内を致します。

9月に卵巣に嚢腫が見つかり、その後の精密検査の結果、卵巣と子宮に悪性の腫瘍が見つかりました。
10月に卵巣、子宮、大網、そしてリンパ節の一部の摘出手術を受け、病理検査の結果、ステージ1bの卵巣がん、ステージ2の子宮体がんとの診断を受けました。
手術前は卵巣<>子宮の転移性がんの疑いがありましたが、両方が原発のがんということで、初見よりステージが下がり、また、他臓器への転移がなく、化学療法の効きやすいタイプのがん細胞とのことで、治癒への意欲がわいています。
化学療法は、目で見えない顕微鏡レベルのがん細胞に対して、再発の予防のために行います。
抗がん剤治療を4クール、3ヶ月ほど行う予定で、11月下旬よりスタートし、来年2月に終了する予定です。

手術後の回復は平均より早かったのですが、抗がん剤治療は元の体力に戻るまでに治療終了後から更に半年〜1年ほどを有するとのことで、担当の先生とも相談し、1年〜1年半後の教室再開を目指してお休みを頂戴することにしました。

教室開始より15周年を迎え、16年目に向けて一層の充実を図ろうと考えていたタイミングでのことで非常に残念ですが、「いつまでも再開を楽しみに待ちます」とおっしゃってくださった生徒の皆様のお言葉を糧に、治療に専念したいと思います。

 

女性の2人に1人はがんになる時代、と言われています。
特に婦人科系の女性特有のがんは治療法も確立され、日々研究されている印象を持ちました。
ただ、心配に思うことを調べた時に意外と欲しい情報にたどりつけなかったりしたこともあり、お休みをいただく期間で、私の経験したことや、回復への過程をこのブログに記し、これからの治療に不安を感じている方と共有できたらと考えるようになりました。

「おいしいおきにいり」のブログテーマからは少し外れますが、治療を含めた生活全般のこと、そして旅行記の再開など、ゆっくりと綴って行きたいと思います。
また、教室再開までの生徒様との交流の場として、コメント欄も活用いただければと考えていますので、お気軽にメッセージをお寄せください。
しばらくは文字や画像だけでのお付き合いになりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

La mimosa 野呂京子

 

 

 

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休講のお詫びとお知らせ

 

日頃より、イタリア料理教室La mimosa をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

つい先日15周年のお祝いをしていただいたばかりで大変恐縮なのですが、手術・療養の必要な疾患が見つかってしまい、しばらくの間お休みを頂戴したくお願い申し上げます。
再開時期に関しましては、退院後、今後の治療の方針が固まり次第改めてご案内致します。

秋冬の美味しい食材が豊富にそろうこの時期にお休みをいただくのは大変心苦しいのですが、元気になってまた皆様とテーブルを囲めるよう、しっかりと治療に専念したいと思います。
それまで、今しばらくお待ちいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

La mimosa 野呂京子

 

 

 

 

イタリア料理教室La mimosa 9月レッスンメニュー

 

イタリア料理教室La mimosa 9月のレッスンメニューの詳細をご案内致します。

 

Antipasto   Bruschetta con Fichi

いちじくのブルスケッタ

秋になると食べたくなるいちじくを、リコッタチーズと合わせ、上から蜂蜜をたらり。ブルスケッタに仕立てます。
もう一つのおまけは、黒トリュフのブルスケッタ。
イタリア産のサマートリュフで、香りはマイルド。
卵と合わせると、ワインによく合うおつまみになります。

 

Primo Piatto   Tagliatelle con Funghi Porcini
ポルチーニのタリアテッレ

秋の味覚ポルチーニをたっぷり使って、手打ちのタリアテッレとシンプルなパスタに仕上げました。
ポルチーニは冷凍を使用していますが、イタリア加工のもので、フレッシュなものと比べても遜色なく非常に濃厚な香りが楽しめます。
ポルチーニの扱い方など、美味しく作るコツをご紹介します。

 

Secondo Piatto   Pollo alla Ghiotta
鶏のロースト ギオッタソース

ホームステイしていた、ウンブリア州オルビエートのおうちのマンマの得意料理。
鳩をさばいて作ってもらった、思い出の一品です。
日本の家庭でも作りやすいよう鶏でアレンジしていますが、美味しさは同じ。
涼しくなってきたこの季節に嬉しい、こっくりとした味わいです。

Dolce  Torta di Pesche al Te’ nero
桃のトルタ紅茶風味

季節の果物を焼き込む、イタリアの家庭菓子。
しっとり加減にこだわり、紅茶の風味を効かせました。
簡単に作れますので、お茶やコーヒーのお供にどうぞ。

 

今月のmieux-mieuxさんセレクトのワインは…

’16 GRECANTE(右)
グレケット100%のウンブリアの白ワイン。
伸びやかな酸と、トロピカルな香りのバランスが良い万能感のある味わいです。
ブルスケッタに合わせてお召し上がりください。

’14 VECCHIA BOTTE(左)
渋み酸味はやわらかく、まろやかな味わいのミディアムボディ。
ぶどう本来の果実味もじわじわ感じられます。
自然派ならではの、優しい赤ワインです。

 

今月はウンブリア州のお料理を中心にご紹介しています。
ウンブリアは、私が初めてホームステイした思い出の土地。
イタリア語はもちろん、イタリア人の習慣や気質も何もかも分からない状態で行き、落ち込んだり悩んだりも多かった時期でした。
その時に気持ちをすくい上げてくれたのが、マンマの美味しいごはん。
学校であったことを拙いイタリア語で話しながら、マンマと一緒にお料理を作る。
一日の中でも一番楽しい時間でした。
そんなお話も交えながら、今度はみなさんと楽しくお料理したいと思います。