2014欧州食旅~イタリア・サン・フローリアノ・デル・コッリオ~

 

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州 ウーディネを後にし、向かったのはゴリツィア郊外にあるカンティーナ。
ここからはakiさんが旅のパートナーとなってくれます。
友人のakiさんは、毎回ヴェネトの食旅のコーディネートをお願いしている強い味方。
彼女の運転で、リクエストしておいた自然派の造り手「Azienda Agricola Franco Terpin」を訪問しました。

フリウリ・ヴェネツイァ・ジューリア州南西部の丘陵地帯 サン・フローリアノ・デル・コッリオは、1/3がイタリア、残りがスロヴェニアという地域。
看板にもスロヴェニア語の文字が並ぶエリアです。

自然派ワインの造り手として日本でも有名な、フランコさんとダニエラさん夫妻。
もともとは葡萄農家だった家業をフランコさんが引き継ぎ、94年から醸造を始めたそうです。

ここでは、フリウラーノ、リヴォッラ・ジャッラ、シャルドネ、ソーヴィニオン、ピノ・グリージョなどの葡萄を使ったワインを作っています。
中でも白ワインは国内外で高い評価を受けていて、日本の専門誌の取材なども入っています。

蔵の中で試飲をさせていただいたのですが、中でもフリウラーノ100%で造るジャコットは、白ワインとは思えない熟成感で驚きました。
飲む2~3時間前に抜栓するのがベストなワインだそうで、ウィスキーのような芳香です。
他のワインも個性派ぞろい。
akiさんに訳してもらいながら、この個性を引き出す方法は確立しているのかを質問したのですが、その年の葡萄や気候に左右されるものなので、試飲を続けながらベストな状態を模索するそうです。
となると、私が飲んだこのワインは、この年の今だけの味ということ。
明日になったらまた少し変化するかもしれないし、来年の葡萄では更に美味しくなっているかもしれない。
そんなことを考えながら飲むと、フランコさんとダニエラさんのワイン造りに向ける情熱と愛情に少し触れられたような気持になりました。

おつまみにと出してくださった、美味しいパンチェッタとチーズも自家製。

そして、この風景。

政情で村が分断されたり、紛争で緊迫した時代が続いたエリア。
それでも、土地を愛し、自然と共に生きていく人達の営みは脈々と続き、この空に繋がっているんだなぁと、感銘を受けました。

 

それにしても、車がないと行けないエリア。
akiさんの車の助手席に座りながら、やっぱりイタリアで運転できるようになりたい!と痛感しました。
次の目標はこれかな。