2013イタリアたび 山のシチリア料理 ラグーサ

 

 

お菓子ネタが続きましたが、今度は山のシチリア料理のお話。

ヴァル・ディ・ノートの街めぐり、8都市の一つのラグーサへやってきました。
ラグーサは、「ラグーサ・イブラ」と呼ばれる旧市街と、「ラグーサ・スペリオーレ」と呼ばれる新興の街とに分かれています。
モディカと同じように、やはり1693年の大地震によって被害を受けたイブラの住民が新しく作ったのがスペリオーレ地区で、その後、分断と統合を繰り返しながらそれぞれが競うように発展していきました。

スペリオーレ地区からイブラ地区を見降ろすと、シチリアの強い日差しに街全体が浮き上がるように望めます。
丘陵地帯に囲まれ、日差しと風が通りやすい地形をしていますが、山間にあるため、冬は0℃くらいまで気温が下がるそうです。

ここラグーサでは行ってみたいレストランがあって、すでに日本で食べるメニューまで決めていました。

それが、これ。
レストランの名前を冠した「Piatto Barocco/per 2 persone」。
パーティー料理ではなく、これで2人分のお料理なんです。

って、どう見ても2人じゃ無理でしょー
この日アレンジをお願いした、ガイドさんと運転手さんもお料理が出てきた瞬間大笑い。
イタリア人から見ても多いようなので、ちょっと安心しました。。。

お肉は手前からサルシッチャに、鶏肉、豚肉、牛肉。
パプリカとさつま芋はラグサーノという土地のチーズがけ、茄子のパルミジャーナ、トマトのお米詰め、グリル茄子のハムサンド、ほうれん草ソテー、
フライドポテト、茹でた人参とインゲン、小玉ねぎ甘酢ソテーに、カポナータ。
どれもこれも、野菜の旨みとお肉が渾然一体となって、とても美味しかったです。

実は、アンティパストに土地のチーズを焼いたものを食べてしまい、このお皿を全部食べ切れるか不安でしたが、結局お2人にも少し手伝ってもらって、4人でだいたいほぼ食べることが出来ました。
満足!

という訳で、イタリア料理教室La mimosaの11月のレッスンでは、このPiatto Baroccoスタイルで、大皿に盛り合わせ料理を作ります!
もちろん量はもう少し減らしますが、魚介系も加えて、私がシチリアで食べた美味しい物をぎゅぎゅっと詰め込みたいと思います。

11月のレッスンですが、下記の日程に空席が出ました。

11月9日(土)11時~   残1席  ※満席になりました
11月10日(日)11時~  残1席
11月19日(火)11時~  残1席  ※満席になりました

体験レッスン・ワンレッスンでのご参加をご希望の方は、「お問い合わせフォーム」よりお早めにご連絡ください。

 

クリスマスのパーティーなどにも使えるメニューばかりなので、11月からフェスタ始めちゃいましょう♪

 

 

Ristorante Il Barocco
住所:Via Orfanotrofio  27/29 97100  Ragusa Ibla
電話: 0932-652397
すぐ近くに同じ経営のホテルもあり、そちらも可愛らしい雰囲気でした。

 

 

 

2013イタリアたび ノートでドルチェ三昧

 

シチリアは、イタリアの中でもお菓子やパンが美味しいエリアです。
先日ご紹介したモディカはチョコレートが特に有名ですが、もちろんチョコレート以外のお菓子も美味しいし、他の街にも名店がたくさんあります。

世界遺産に認定されたヴァル・ディ・ノート(ノート渓谷)の後期ゴシック様式の8つの街のひとつ、ノートにもそんな名店があります。
それが、「カフェ・シチリア」。
今回はここのカッサータを食べてみたくて、滞在していたシラクーサから、1時間ほどバスに揺られて出掛けてみました。

お店は街のメインストリートにあるので、すぐに分かります。
クラシカルな店内には、バンコ(カウンター)とお菓子のショーケース、奥にテーブルがあります。
ここのお菓子は全て天然素材で作られていて、日本のパティシエの卵達も、修業先に選ぶ人が多いんだそうですよ。
残念ながら、親日家と言われているご主人はいなかったんですが、奥様かな?
素敵なシニョーラに、お勧めとお菓子の説明を聞いて、3つほど選びました。

 

1番手前はシチリア名物のカッサータ。
日本人には極甘に感じるカッサータも、ここのは上品な甘さで、アーモンドの風味が良く分かります。
和菓子の練り切りに近いような雰囲気で、色も自然のもので着色しているので、素材の味が引き立っています。
「緑茶にも合いそう」と思ったら、メニューに緑茶が載っていました。
(たぶん、中国の半発酵タイプの緑茶だと思いますが)

中央が、ぶどうと蜂蜜風味の生クリームを使ったスポンジタイプのケーキ。
パンデスパーニャ(スポンジ)、洋梨、蜂蜜クリームを重ねて、上にぶどうがたくさん乗せられています。
甘みと酸味が絶妙で、とても優しい味わい。
日本の凝ったケーキにはない、素材感が存分のケーキです。

そして奥のものが、ビアンコマンジャーレ。
こちらもシチリアの郷土菓子で、アーモンドのぺーストにでんぷんを混ぜて固める、プリンのようなドルチェです。
ぷるぷるを一口すくって食べると、甘さ控えめで、デリケートな味。
アマレットのリキュールの香りが、高級感をプラスしていました。

 

イタリアのお菓子というと、甘みが強く、がつんと素朴系が多いんですが、街の雰囲気と相まって、このお店のものは全体的に上品でデリケートな風味のお菓子ばかりです。
観光客も多いですが、バンコでは常連さんがカッフェ片手に楽しそうにお喋りを楽しんでいて、1892年創業の老舗の風格を作るのには、彼らも一役買ってるんだと思います。
ノートにはことさら優雅な印象が残りました。

 

 

Caffè Sicilia

住所:Corso Vittorio Emanuele, 125, 96017, Noto (SR), Italy
電話:+39 0931 835013

 

ケーキ類もですが、ジェラートやグラニータもとても美味しいそうです。
街歩きのお供にも良いですね。