イタリアたび日記 アルバ2

 

さて、昼食をゆっくり摂っていると、そろそろカンティーナ訪問の約束の時間。
急いでお店を後にし、仕事の絡みで同行することになった友人の車で向かいました。

収穫を待つ、ぶどうの葉の紅葉がとても綺麗。
丘陵地帯の起伏によって日当たりが違うので、紅葉のタイミングも微妙にずれるようです。
また、そのことがぶどうの糖度などにも関係してくるので、この風景そのものの全てがワイン造りにおいて意味がある光景なんだなぁと思いながら、目に焼き付けました。
ぶどうの品種を覚えるのが苦手な私にとって、この景色は勉強の助けになると思います。

と、ここでハプニング!
まさかの、カメラのバッテリー切れ。。。
コンデジ使うのが久々だったので、バッテリー容量を見誤りました。。
ここからの画像は、友人の撮ったものを一部お借りしてます。
TatsuさんGrazie!!

 

 

今回の訪問先は、フォンタナフレッダというカンティーナ。
イタリア王国の初代王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が創設に深く関わっているという、由緒あるカンティーナです。
実際は、エマヌエーレ2世が愛妾のローザ夫人にこの土地を贈り、その息子達が生産を担ったそうです。
一時期経営が傾いたようですが現在は巨大資本の傘下に入り、ピエモンテを代表するブランドとして確固たる地位を築いています。

このあたりはお土産にいただいた3キロもある資料本に詳しいのですが、なんせ卒業アルバム3冊分はあるかのような分厚い本。
帰国後のお勉強用として、とりあえず概略だけにしときます。。

 

さて、さすがにワイン友達が自慢していただけあって、とても広大な土地に醸造施設・貯蔵庫・宿泊施設・レストラン…と、様々な施設が点在しています。
一周したら、よい運動になるでしょうね~
今までも何度かイタリアのカンティーナ見学はしましたが、ここまで規模が大きいところは初めて。

 

貯蔵庫も広い広い…
ガイドをしてくれた男性とはぐれたら結構怖い事になるだろうな、という重々しい空気。
でも、このひんやりと湿った空気がワインの為に欠かせない環境なのです。
出来上がりを待って発酵を続けるぶどう。
静かで寝心地いいんだろうな。

さて、1時間ほども場内を案内してもらった後は、お楽しみの試飲大会!
初めに聞いていた話では2~3種類を試飲させていただけるとのことでしたが、広報担当の女性のきっぷの良さか、ワイン友達の影響力か、文字通り「大会」になりました。。

質問するたびに、フォンタナフレッダ社の主力商品をどんどん持ってきてくれて、たっぷり飲ませていただけました。
その数なんと10種類以上!
途中から飲み干すのはやめねば、、と決めましたが、それでもなかなかの飲みごたえ。
本格的にワインテイスティングをする時は、酔って他の味が分からなくならないように本来は口に含んだ後に吐き出すものなんですが、私は飲みこんだ時ののど越しも知りたいので、まじめに(?)飲んじゃいます。
ぶどうの特徴をよく知ることができるようなワインばかりで、とても勉強になりました。

 

最後の頃にはおつまみまで出てきて、なんだかどんどん楽しくなってきたところで、時間も遅くなったのでそろそろお開きに。

その後、併設のヴィラに泊らせてもらうことになっていたので、案内していただきました。
ヴィッラのお部屋はシックで可愛いくて、窓の外には紅葉した森が広がっていました。

空気も綺麗で、とても静かで、ぶどう同様人間にもとてもよい環境です。
今度はゆっくりバカンツァで来たいな~と思うような、素敵な場所でした。

 

 

FONTANAFREDDA

Via Alba,15-12050,Serralunga d’Alba(CN)-Italy
Tel  +39 0173 626 117

 

 

 

イタリアたび日記 アルバ

 

更新が滞ってしまいました。
少しネット環境が不安定なので、UPできる内にいっきに行きますね。

トリノを拠点にし、ワイン友達のツテで紹介してもらったアルバにあるカンティーナ(ワイナリー)へ出かけました。
電車の中で話しかけられたシニョーラにそのカンティーナの話をすると「あそこはワインも景色もレストランのお料理も、ぜーんぶ美味しいから!!」と太鼓判を押され、期待が膨らみます。
広報担当の女性と電話で決めた約束は午後三時。
それまで時間があったので、アルバのチェントロ(中心街)でお昼を食べることにしました。

アルバの街はこじんまりとしていますが、この時期だけは別。
駅から中心街に向かうと、あちこちでトリュフの香りがするんですよ。
10月下旬~11月上旬には名産の白トリュフ祭りが開かれ、世界中から観光客が集まります。
私のお目当ても、もちろん白トリュフ。
黒トリュフは今まで何度か食べたことがありますが、白いトリュフは初めて。
お値段もはるものなので、出発前にネットで情報収集をしておいたお目当てのリストランテに向かいました。

 

 

お店はモダンな雰囲気です。
店内もピエモンテの小さな街(失礼!)にあるとは思えない素敵なインテリアでまとめられ、意外性にびっくり。
接客もそつがなく、でもフレンドリーで「これぞサービス!」という快適さです。
赤ワインをお願いしたんですが、グラスで飲み比べをさせてくれました。
さすが美味しい赤ワインの産地だけあって、どれもぶどうのキャラクターが素直に出ていて、好みのワインです。

期待がMAXに膨らんだ頃に、主役の白トリュフ登場!

『ラヴィオローネのアルバ産白トリュフ風味』です。

お皿をテーブルに置いてから、白トリュフをスライサーですいすい削ってくれて、温かいお料理の上にトリュフが落ちると、更にふわーんと香りが漂います。
白トリュフは黒トリュフよりも香りが上品で、例えて言うなら「厚手のウールのコート」と「軽いダウンコート」くらい違います。
(例えになってる?)

おいしいのは香りだけじゃないんです。
大きなラビオリにナイフを入れると、デリケートな味の野菜のピュレとチーズ、そしてトリュフと相性のよい卵が半熟状でとろりと溶けだす仕掛け。
これ、よく見ると卵がラビオリ生地の中に入っているのが分かりますか?
たぶん、生卵を包んでから茹でているんでしょうね。
どうやって包むのか考えながら食べるのも楽しかったです。

夕食もはりきって食べたかったので、軽いメインとしてアンティパストメニューで気になったお肉料理をお願いしました。

お肉のゼラチン質部分で仔牛のムゼット(サルシッチャのようなもの)をくるみ、フレッシュポルチーニのソテーと合わせてあります。
本来は前菜でしたが、メイン料理でもひけを取らないボリューム。
フレッシュポルチーニの香りと食感もよく、感心してしまうほどです。

季節のものと土地のもの。

こういった華やかな組み合わせは、食事のスタートを切る前菜には(私はメインにしちゃいましたが、、)重要なテクニックで、お料理の質の高さが伺えます。
また、白トリュフは上品でデリケートな素材なので、その実力を十二分に発揮できるだけの土壌(=お料理)が必要だと思います。
極上の素材に負けないくらいの、技術のある美味しいお料理。
白トリュフのような高級食材は、そういうお店で食べた方が存分に楽しめると思いました。

と、考えていたら…

なんと、厨房に日本人の方がいらして、お話を聞くことができたんです!
曰く、このお店は星付きのリストランテではないけれど、その実力はイタリアに料理修業に来ているコックさん達には有名で、修業先として人気があるのだとか。
プロのお墨付きのお店なら、この味と雰囲気やサービスは納得ですね。

アルバはトリノから電車で1時間半ほどなので、日帰り旅行も可能です。
夜は予約で満席になるお店なんだそうですが、お昼は比較的予約が取りやすいそうですよ。
いずれにしても、予約してまで行きたい美味しいお店でした。

ちなみに、この日食べた白トリュフのラヴィオローネは一皿45ユーロ、メインにした前菜のお肉料理は12ユーロ。
白トリュフを使ったお料理はさすがなお値段でしたが、このクオリティなら納得なお値段。
他のお皿も、アンティパストやプリモで10~15ユーロ、セコンドで12~35ユーロと、この味と雰囲気のお店としては手頃だと思いました。

 

LA LIBERA

住所:Via Elvio Pertinace 24, 12051 ALBA(CN)
TEL:+39 0173 293155
定休:日曜・月曜の昼 ※季節により変動あり。要確認。

 

と、この記事の為に改めてネットでお店情報を調べていて、たった今すごい事実が発覚!!
なんと!このお店で修業しシェフがオープンした恵比寿のオステリアに偶然行っていたのです、私。
ふらふら歩いていて気になったので入ってみたら、おいしくてビンゴ!
(今度そちらは改めて紹介します)
その時シェフともお話していて、ピエモンテで修業したと聞いて「今度アルバに行くんですよー」と言ったら、修業先のこのお店を教えてくださっていました!
何で今頃気づいたかというと、自分でメモしておきながら達筆すぎて読めなかったから…

 

しかも Libera を Ribera って書いてるし…
左側の数字の8に至っては、8Km と書きたかったのに 8Kg になってるし。
距離の話してるのに、キログラムって…
お肉買うんじゃないんだから……

世間が狭いのか、私がバカなのか。。

多分、後者だと思います。