畑直送野菜のポトフ

先日ご紹介した、契約農家さん直送の野菜達。

イタリア野菜

日本での栽培が珍しい、イタリア野菜を中心に送っていただきました。

箱を開けて、思わず嬉しい悲鳴が!
イタリアのメルカート(市場)で見かける野菜がごろごろごろごろ…
うっとりしながら、これから作るお料理を妄想してしまいました。

「何作ろう~♪」とうきうきしていたのですが、同封されていたお便りを参考に、初めての一皿はシンプルなポトフにすることにしました。

サボイキャベツ
紫サボイキャベツと黒にんじんのポトフ

今回は野菜の旨みを堪能するべく、スープは少なめで蒸すように調理しました。
鶏のダシもさることながら、部屋中に広がるのはキャベツのあまーい香り。
「おいしくなってますよー」と言わんばかりの香りに、ひとり悶えながら(変態?)
いただきました。

す、すごい…

まず、味の濃さが違うのです。
旨み部分だけが濃く、糖度計で計りたいくらいの甘さ。
無農薬で有機肥料にこだわっていらっしゃる土づくりが、こういうことにつながっているんですね。

サボイキャベツは加熱すると甘みが増す品種ですが、短時間加熱ではちょっと固いのが難点。
でも、この紫サボイは少し加熱しただけなのにとろけるような柔らかさです。
その上、サボイの甘さはしっかりあり、鮮度の良さからかアクがなく、キャベツ特有の嫌なムレ臭をあまり感じません。

黒にんじんも同様で、香りを楽しみたいので皮ごと入れたのですが、すっきりしたよいニオイ。
にんじん嫌いのひとが訴えるあの臭みがなく、でも根菜の土のよい香りが活きています。
スープが皮の色で真っ黒になりましたが、アクではなく、ジュースのようなおいしさです。

鶏そっちのけで、あっと言う間にキャベツ1/2個、にんじん2本分食べてしまいました。

幼少の頃から祖父母が庭で野菜を育てていたので、獲れたてのおいしい野菜が当たり前のように育ちました。
それがとても恵まれた環境だったのに気がついたのは、皮肉にも食を職業にするようになってから。
世の中においしいものは溢れていますが、幼少期の食習慣からか、野菜不足になると元気が出なくなります。
栄養学を専攻し、それが自然で普通なことなんだと気がつきました。

私がイタリア料理を好きな理由に、野菜を使ったお料理がたくさんあるということがあります。
イタリアの、力強く味の濃い野菜。
こういった野菜で作るイタリア料理は、味がはっきりと輪郭がシャープになるような気がします。

もちろん、日本にも素晴らしい野菜はたくさんありますし、今回契約させていただいた生産者の方も旬のおいしい和野菜も精魂込めて作られているので、これらを上手に組み合わせ、皆さんの食卓をおいしく盛り上げる一役が買えれば、と思いました。

使いたい野菜が多過ぎて、今月のレッスンメニューが決められないのは嬉しい誤算でした…(泣)