3人目はステファーニャ。
エミリア・ロマーニャ州のフェッラーラ郊外に仕事用の別宅を持ち、広大な畑と素敵なお宅でのレッスンには私が日頃意識しているものが形になってありました。
キッチンは、私が好きなモダンな機器+アンティーク小物の組み合わせが絶妙に配置され、センスの良さにため息が出るほどです。
彼女にはパドヴァ市内の他のお宅のキッチンを使ってもレッスンしてもらったのですが、やはりここが断トツ素晴らしい!
お料理は、研究熱心な彼女の成果がはっきりと分かる洗練されたもの。
こちらのリクエストに的確に、そして瞬時に応えられる懐の広さは、彼女の知性も表しているようです。
写真は「淡水魚(うなぎとなまず)のリゾット」
私の性格上こういう特別なお料理は1番になりにくいのですが、間違いなく私が今まで食べたリゾットの中で最高に美味しいものになりました。
今回はカラーの違う3人の先生にお料理を習うことができ、教えていただいたお料理以上の収穫があったように思います。
なんというか、自分の好きなこと・やりたいことがより明確になったというか…
自分自身1番驚いたのが、自分の料理を作りたくて作りたくて堪らなくなったこと。
教えてもらった事を早く消化して、ひとつでも形にしたい。
料理の情熱のようなものもチャージできたように思います。
イタリア料理日記2010 エミリア・ロマーニャ州~フェッラーラ~
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