まかないパスタ ~ルッコラとトマトのカペッリーニ~ 

晴れの日と雨の日が交互にやってくるのがよいのか、庭の野菜達は順調に育っています。
ルーコラ
中でもルーコラの成長が良く、今月のレッスンでは皆様にも召しあがっていただいています。
ルーコラはビタミンC・ビタミンEが豊富で、更に鉄分・カルシウムも多く含まれます。
これらの栄養素に「ピン」ときた方、普段からかなり気を付けていらっしゃいますね(笑)
そう、これらの栄養素は女性にはかなり嬉しいモノ。
美肌効果・アンチエイジング効果・貧血対策・骨粗鬆症対策によい栄養素なのです。
今回の「まかないパスタ」はルーコラをたっぷり使った簡単パスタをご紹介します。
Capellini con Rucola e Pomodoro
ルッコラとトマトのカペッリーニ
ルーコラとトマトのカペッリーニ
【材料:約2~3人分】
ルーコラ・・・2束
トマト・・・2~3個
パルミジャーノレッジャーノ(すりおろす)・・・大さじ2~
EXVオリーブオイル・・・大さじ4~
塩・・・適量
カペッリーニ・・・250g
【作り方】
1.ルーコラは洗って適当な長さに切る。トマトはヘタを取り、小さめの一口大に切る。
2.ボウルに1を入れ、パルミジャーノレッジャーノ・EXVオリーブオイル・塩を加え、
よく混ぜ合わせる。(飾り用にルーコラを少量和えずに取っておく)
3.カペッリーニを固めに茹で、2のボウルに加え手早く混ぜ、調味料で味を調える。
4.器に盛り付け、上にルーコラを飾り、好みでパルミジャーノレッジャーノを振りかける。
【ポイント】
・このソースは火を使いません。ポイントは塩でトマトのジュースをじわじわ出すこと。
 少し早めにパスタ以外の材料を調味料で和えておきましょう。
・パスタはカペッリーニやフェデリーニ、スパゲッティーニなどをお好みで。
 細いロングパスタが合います。
切って混ぜるだけ~の超簡単パスタ。
熱々パスタとも冷製パスタとも違う温度帯は「温かフレッシュ」と言いましょうか。
ルーコラとトマトのフレッシュ感が残りつつ、素材の旨みをじんわり感じられる美味しい一皿です。
ぜひお試しください。
イタリアで浴びた紫外線、ルーコラでなかった事にしたい…

イタリア料理教室 5月レッスンメニュー

イタリア料理教室 5月のレッスンが始りました。
今月のメニューをご紹介します。
Antipasti   Fave e Pecorino , Sfilacci e Rucola
そらまめとペコリーノ
そらまめとペコリーノ
スフィラッチとルーコラのサラダ
そらまめを柔らかめに茹で、薄く削ったペコリーノとオイル・ビネガーなどで軽く和えた、簡単アンティパスト。
ビールのお供なそらまめですが、こうすると白ワインのお供になります。
おまけのもう一品はスフィラッチ(馬肉のサラミの細切り)とルーコラのサラダ。
こちらはレッスンで詳しくお話しますね。
Primo Piatto  Tagliatelle al Ragu’ Bianco
ラグービアンコ
ラグービアンコのタリアテッレ
今月は手打ちパスタ、タリアテッレをご一緒に作りましょう。
麺棒で延ばす生地はふわっとした食感。
パスタマシンには真似できない仕上がりです。
ソースは「白いラグー」という意味のラグービアンコ。
ラグーとは本来お肉などを煮込んだソースを指し、日本ではボロネーゼソースが有名ですが、
これはそのトマトを抜いたバージョン。
トマト入りのものより軽く仕上がります。
スパイスを数種類ブレンドして作る、特製ソースです。
Secondo Piatto   Scaloppine di Maiale al Limone
スカロッピーネ レモンソース
豚ヒレ肉のスカロッピーネ レモンソース

予告通り、豚ヒレをたたいて薄くしてソテーし、レモンソースでいただくスカロッピーネが今月のセコンドピアット。
柔らかいヒレ肉と酸味のあるレモンソースとの相性は抜群ですが、他にも応用の効くソースなので覚えておくととても便利。
簡単なお料理ですが、お肉の焼き加減にコツがあります。
今月のmieux-mieuxさんセレクトのワインは
Vino Bianco   2007 DORIGO Chardonay
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ
ドリゴ シャルドネ
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のDOCワイン、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリです。
このワインを作るエリアは先日訪れたウーディネの近く。
実は今月のメニューとワインは先月のうちに決定していたものだったのですが、嬉しい偶然になりました。
熟した果実・白い花の蜜を思わせる濃厚な香り、とろりとした粘性があり舌を滑らかにすべります。
フリウリは本当に白ワインが美味しい土地なんだと、しみじみしました。
そして、今月のおまけドルチェは
Dolce   Bavarese di Caffe’   
エスプレッソのババロア
エスプレッソのババロア
今回はお肉系が多いお料理なので、ドルチェはさっぱりカップデザートを用意しました。
ぎりぎりのゼラチンで固めたババロアはゆるゆるトロリ。
エスプレッソの苦みと生クリームのまろやかさは、いつ食べても美味しい組み合わせです。
今月は手打ちのタリアテッレに少し時間がかかるので、アンティパストとセコンドピアットは簡単に出来るものにしました。
ですが、味の方はこれからの季節にぴったり。
湿度の高くなる梅雨時は体もすっきりしなくなりますが、ラグービアンコのスパイスで基礎代謝を上げ、レモンソースの酸味でしゃっきりしましょう。
【おしらせ】
5月29日(土)11時~
5月30日(日)11時~
上記のクラスに追加で空席が出ました。
人気の週末クラス。
ご希望の方は「お問い合わせフォーム」よりお早めにお申し込みください。
※満席になりました。お問い合わせありがとうございました。(5月29日)

イタリア料理日記2010 帰国しました

イタリア料理日記2010、いかがでしたでしょうか。
最後、巻きもいいとこ怒涛の更新でしたが、なんとかレッスン前に終わりにすることが出来ました。
夏休みの宿題みたいだった…
おかげさまで、無事に帰国しました。
今回は北イタリアのロンバルディア州、アルト・アディジェ州、エミリア・ロマーニャ州、ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、と合計5つの州を1カ月かけて食べ尽くしてきました。
文字通り、今までで一番食べたかも…
でも、私にとっては楽しくてとても充実した1カ月でした。
今回もたくさんの人達に支えてもらい、多くの気遣いに触れることが出来たのが何よりの収穫です。
お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
恒例ですが、成田から居酒屋さん直行コース!
帰国後初ごはんは…
わかめ
なんと、わかめ。
なぜだか無性に海藻類が食べたくて仕方がなかったんです。
この帰国後ごはんの欲求、私も毎回何が食べたくなるか分からず楽しみにしているのですが、わかめは自分でも意外でした。
ごまさば
そして、ごま鯖。
これは帰国前日におっとにお店を予約してもらったくらい。
脂の乗った新鮮な鯖のお刺身に、甘じょっぱいごまダレをかけたのが食べたかった~
冷ややっこ
お約束は冷や奴。
角に頭ぶつけたい。
酒の肴系と焼酎が大充実のおきにいりのお店。
イタリア組の皆さま、帰国の際はお連れしますよ~!!!
秋葉原漁港 快海
住所:東京都千代田区神田松永町17-5 相沢ビル1F
電話:03-5294-1116
それでは生徒の皆さま、明日からのレッスンでお待ちしてまーす。

イタリア料理日記2010 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州~ウーディネ~

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の美味しいものと言ったら、もうふたつ。
ワインとプロシュート!
特にプロシュートはパルマと並ぶ大生産地、サンダニエーレを擁する土地です。
まぁ正直に言うと「プロシュートはどこで食べても一緒だよね」と思いつつ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の美味しさを熱く語っていた友人に敬意を表してやってきました。
サンダニエーレの生ハム
初めに謝っておきます。ごめんなさい。
これがまぁ、びっくりするくらい美味しかった!
パルマのプロシュートとサンダニエーレのプロシュートの大きな違いは使用する豚肉の部位と、熟成方法にあります。
簡単にまとめると、
【パルマ産】
部位:豚の腿~膝まで
塩漬け工程:15日間
熟成期間:約13ヵ月間
【サンダニエーレ産】
部位:豚の腿~爪まで
塩漬け期間:約30日間
熟成期間:約9ヵ月間
と、このようになります。
一般的に、塩漬け期間が短く熟成期間が長い為パルマ産の方が上級と見る人も多いのですが、サンダニエーレ産は熟成させる時に厚みのある部分を押さえて薄くするので期間が短くても良いとされていること、また、乾燥した空気が上がってくるパルマ地区に比べ、サンダニエーレ地区は地下に水が流れ湿気が多いため独特な質感と風味をもたらします。
私にはどうやらこの地形が生んだ風味がサンダニエーレの方が好みのようで、今まで食べたプロシュートの中で一番おいしかったです。
ウーディネ
写真が微妙に曲がっているのは、ワインの飲み過ぎのせいかも…
だって、あの写真のプロシュート(と胡桃とヤギのチーズ)一人で全部食べるのには、それ相応のワインが必要だったんだもの。。。

ウーディネは、ヴェネツィア共和国時代の名残が残る小都市です。
ヴェネツィアの象徴のライオンがモチーフになっていたり、ゴシック様式が美しい回廊があったり。
ところが。
街を行く若者になぜかパンクファッションが多い!
顔じゅうのピアスや、変わった髪型など。
このギャップに最初は驚きましたが、道を尋ねると親切に教えてくれたり、お店では働き者だったり。
ウディネーゼと呼ばれるこの土地の人たちは、フリウラーノ語という独特の言語も使います。
私が聞くと、ドイツ語のようなロシア語のような不思議な響き。
この言葉のせいか、若者のファッションのせいか、なんとも不思議な魅力のある街でした。

イタリア料理日記2010 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州~トリエステ~

「見ていて胸やけがする」と兄妹達からクレームが入っていますが、続けます。
さて。
パドヴァは交通の便がよく、日帰り旅行にもよく行きました。
中でも出発前から行こうと決めていたのが、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州。
イタリアの食事情に詳しい友人から「フリフリは美味しいものの穴場だよ」との前情報をもらっていたので、ぜひ行ってみたかったのです。
トリエステ
車窓からアドリア海を楽しみながら、各駅停車の電車に揺られること約3時間。
スロヴェニアと国境を接する街、トリエステにやってきました。
街はどことなく異国情緒があります。
というのも、スロヴェニアの他にクロアチアもすぐそこで、歴史的にも長く帝政オーストリアの支配下にあったからです。
ここに来た目的は「Buffet ブッフェ体験」
ブッフェとは、ヴェネツィアで言う「バーカロ」のようなもので、立ち飲み中心の酒場のようなものです。
食事も充実している所が多く、中でも今回友人の勧めで訪ねたBuffet Da Pepiは、メニューが茹で肉オンリーという豪快さ。
茹で肉 Pepi
選ぶのは飲み物と、好きな部位単品か盛り合わせか、コントルノにザワークラウトを付けるかどうかというくらい。
こういうシンプルさ、すごく好みなんですよね。
お肉は豚肉の各部位を中心に、牛タン・牛すねなどの盛り合わせを。
マスタードで食べましたが、ホースラディッシュをすりおろしたものをかけている人もいて、それも美味しそうでした。
この日は休日だったせいか、一人で食事に来る東洋人が珍しいせいか、妙に周りからの視線を感じましたが、カウンター前の席に座ったので職人さんが茹で肉をガンガン切り分ける様をずっと眺めることが出来て楽しかったです。
Buffe Da Pepi
住所:Via Cassa di Risparmio,3
電話:040-366858
定休:日曜日
食事時はかなり混むので、時間をずらして行くとよいと思います。
Buffetは昼前から夜まで通し営業している所が多いので、旅行者には便利ですよ。

食べ終わったお皿の写真を真剣に撮っていたら相当可笑しかったのか、気難しそうな店員さんが一転、フレンドリーにいろいろおしゃべりしてくれました。
こういう所が一人旅の面白さですよね。