治療記録13 術後20日〜35日

こちらは子宮体癌ステージ2、卵巣癌ステージ1bの治療記録になります。
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【2018年11月5~11月19日 術後20~35日】

術後20~35日にできるようになった事

・痛み止めを飲まず、3時間座位を保てる
・美容室で髪を切る
・パスポートの申請
・オフィスで仕事の打ち合わせ
・2時間ほど買い物
・4時間ほど外食
・アルコールを飲む

 

この期間は体がだいぶ動くようになり、徐々に体力も戻ってきました。
抗がん剤治療が始まる前にと、ウィッグを作りに美容室に行ったり、切れてしまうパスポートの申請に行ったりしました。
また、お酒も解禁し、家族で食事に行ったりも楽しめるようになりました。

退院後、外来での初めての診察もありました。
血液検査等特に問題もなかったので、先生とスケジュールの相談をし、2週間後に1回目の抗がん剤治療の入院予約をしました。

抗がん剤治療は脱毛してしまうタイプの薬を使うため、病院の先生や看護師さんから治療開始前にウィッグの用意をすると良いですよ、とアドバイスをいただいていました。
調べてみるとお値段もタイプもピンキリで悩んだのですが、1年くらいは使うのでセミオーダーのものを作ることにしました。

タイプを決めた後は、美容室選び。
一般のお客さんも来る美容室、ウィッグ専門店、医療用ウィッグ専門美容室と、形態も様々です。
ウィッグはロングか、ショートが一般的なようでしたが、私はショートボブスタイルに馴染みがあったので、この髪型で素敵に作ってくれそうな医療用ウィッグ専門の美容室を選びました。

ANGELIQUEさんは市川に本店がある美容室ですが、銀座にもサロンがあり、私は銀座店を予約。
事前に現在のスタイルの画像を送ったり、好みのスタイルを相談したりした後に、マンションの一室で開業しているサロンに向かいました。

初めての美容室は緊張しますが、担当の美容師さんはがん患者に慣れていらして、私が知らないことなどをとても詳しく教えてくださいます。
初日はまだ自髪があるので、ざっくりとした形作り。
抗がん剤治療が始まってから、2回目、3回目と、髪の量や体重の変化に合わせてウィッグの調整をしていくことにしました。
1年間は通い放題なので、少しずつの調整が可能なのです。
髪型についても根気よくワガママを聞いてくださり、最終的に私の元の髪型と同じ、少しパーマっ気のあるショートボブのウィッグを作ってくださいました。
このウィッグ、全くウィッグと分からない!と、家族や友人にも好評です。

ちなみに、横浜市は医療用ウィッグには上限1万円の助成金が出ます。
同様の制度を設けている自治体は多いので、お住いの自治体に問い合わせてみてください。

 

 

抗がん剤治療が始まると、個人差もありますが、やはり体調が優れない日が多くなります。
治療期間中にはできないこと、出かけられないこともあると考え、用事などはなるべくこの間に片付けておいた方が良いと思います。
特に白血球の数値が落ちるので出血が止まりにくくなるため、歯科治療やクリーニングなどは済ませておくことをお勧めします。

また、抗がん剤治療直前に発熱したりすると、治療が延期になってしまいます。
延期になるとがん細胞が増殖してしまう可能性があったりと、あまり好ましくない事態になってしまうので、この間は体調管理にも努めてください。

 

 

 

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治療記録12 術後13日〜19日

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【2018年10月29~11月4日 術後13~19日】

術後13~19日にできるようになった事

・電車に乗って付き添い無しで外出
・シャッター式の雨戸を閉める(伸び上がったり、力を入れることができる)
・事務仕事の再開
・3時間ほど連続で座位が保てる
・1時間ほど運転する
・連続で30分ほど歩く
・スタジアムでラグビー観戦(車椅子使用)

 

退院後1週間は、家族に付き添ってもらって外出していましたが、2週間後からは1人で外出するのを解禁しました。
とはいえ、まだ雑踏などで人にぶつかったりが怖いので(歩きスマホの危険がこんなところにも…)、ラッシュの時間などは避け、平日の昼間限定です。

術後14日目は、女性の癌患者が対象のメイクレッスンのワークショップに参加しました。
これから始まる抗がん剤治療で脱毛は避けられないと聞いていたので、医療用ウィッグについて調べていた時に知り、入院中に申し込んでおいたのです。
久しぶりの電車はドキドキしましたが、空いている時間ということもあり、問題なく会場に行けました。

ワークショップでは髪の毛だけではなく、眉やまつ毛が抜けた場合のケア方法や、毛髪と同じようにダメージを受けやすい爪のお手入れ方法などを、プロのメイクさんに教えていただける貴重な機会になりました。

参加している方は、40代〜50代の方が多い印象。
事前のエントリーシートで、各自の癌の種類が受付で渡されるリボンの色でわかるようになっていたのですが、乳がんの方が圧倒的に多かったです。
すでにウィッグを着用されている方も多く、苦痛を体験した者同士の連帯感のようなものが醸し出す、暖かい雰囲気の会場でした。

 

術後15日目は、最寄駅付近で友人達とお茶をしました。
お見舞いは遠慮していたので、メッセージのやりとりなどはしていましたが会うのは1ヶ月ぶり。
友人達は歩いている私をおっかなびっくり見ていましたが、それだけ心配をかけてしまったんだなぁと、申し訳ない気持ちになりました。
どうか、病気になるのは私だけで済みますように…
友人達とおしゃべりしながら、そんなことを考えました。

 

術後16日目から、事務仕事を再開しました。
料理教室はお休みをいただいていましたが、全ての結果が出揃って、長期でお休みをすることを生徒さんにメールでご連絡しました。
みなさんすぐにお返事をくださって、激励してくださり嬉しかったです。
「再開を待ってます」とのお言葉、本当にありがたく思いました。

また、企業のメニュー開発の業務もこの日から再開しました。
こちらは月に2回ほど打ち合わせに都内のオフィスに行く必要がありますが、他は在宅で仕事ができるので、体調を見ながらできます。
先生からも、この仕事なら退院後間もなく再開して良いとの許可をいただいていたので、入院前後1ヶ月ほどのお休みで復帰することができました。

 

週末は、夫に付き合ってもらい車で海へ。


傷の痛みも薬でコントロールできるようになってきたので、1時間ほど運転もしてみました。
シートベルトが当たるのが少し気になりましたが、退院直後よりはだいぶ楽に。

こんなところにも回復の兆しを見つけられ、楽しい外出になりました。

 

翌日は、車椅子でラグビー観戦にもトライしてみました。
あえて電車で行き、雑踏での動き方などを確認。
混雑している場所だと車椅子に目線が行かない人が多く、覆い被さるようにぶつかってくる人もいました。
以前怪我をした時も車椅子で外出していたので用心しており、自衛できましたが、バリアフリーの重要性も痛感しました。

 

 

退院して2週間目。
できる家事も増えてきたので、外出の機会も増やしました。
傷の痛みをコントロールできるなら、積極的に体を動かした方が良いと言われていたので、痛み止めを飲みながら出かけていました。

徐々にですがトイレの間隔も長くなってきて、2~3時間でしたらトイレの心配もしなくて良いようになってきました。
手術時に尿道カテーテルを入れるので尿意に鈍くなってしまい、退院後は心配でトイレが近くなっていたのです。
徐々に良くなるとは聞いていましたが、私は元に戻るまで術後3週間ほどかかりました。

また、退院1ヶ月後から抗がん剤治療が始まる予定だったので、この1ヶ月で医療用ウィッグのオーダーをしたくて美容室などを調べて予約をしたり、抗がん治療中は出血すると止まりにくいと聞いていたので、歯科医院でクリーニングの予約もしました。

私は病院の先生や看護師の友人から痛みに強いと言われていて、この週からぐっと運動量が多くなり、活動的に過ごせるようになりました。
そうなると先の予定も立てやすくなり、抗がん剤治療が始まるまでの貴重な1ヶ月を計画的に使うことができました。

痛みの感じ方は人それぞれなので無理は禁物ですが、薬でコントロールできるようであれば、積極的に服用した方がこの間は効率が良いかと思います。

 

 

 

 

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治療記録11 術後8日〜12日

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【2018年10月24~28日 術後8~12日】

術後8~12日にできた事
・料理をする
・車で外出
・買い物
・お店でランチ(ただしソファ席)
・連続で30分歩く
・寝返りが打てるようになる
・浴室用の椅子に座れる

 

退院から一夜が明け、家でくつろげる幸せをかみしめました。
病院では個室に入院していましたが、それでも常に人の出入りがあり落ち着かなかったのです。
食事も自分の好きなタイミングで好きな器で取れるので、そろりそろりとですが、自分で用意して食べていました。

ただ、食後に消化のために腸が動くと傷が痛むので、お行儀が悪いのですが、食べてすぐはソファに横になったりしていました。
また、痛み止めもこのタイミングで効くように、食べ始めてすぐに飲むように調整していました。

 

退院2日後、術後9日目は、姉に運転してもらって近所のショッピングモールへ買い物に行きました。
急に寒くなったのに傷に触るので持っていたタイツなどが履けず、マタニティ用のタイツなどを購入。
縫い目が傷に当たらないのでとても重宝し、結局、これらは体調に合わせて2ヶ月ほど着用していました。
お店を見ながらゆっくりとですが、30分ほどは連続で歩けたでしょうか。
ベンチがあちこちにあるので、休みながらゆっくり買い物をしてまわりました。
半分ほど残してしまいましたが、ソファ席でランチもでき、満足。
また、この日から寝返りができるようになり、ようやく熟睡できました。

 

翌日は少し疲れが残ってしまったので、家でゆっくりしていました。
ネットショッピングなどをしていたのですが、まだ座って同じ姿勢を長時間保つのが難しく、ソファ、テーブル、ベッドを巡回しながら過ごしました。
こうなると、病院の介護用ベッドは便利ですね…

 

退院4日後、術後11日目。
夫の運転で、近所のモールへ買い物に。
やはり休み休みですが、前々日に来た時よりはしっかりと歩くことができ、用事を全て終わらせることができました。

 

退院5日後、術後12日目。
この日は、夫に車で1時間ほどのアウトレットモールへ連れていってもらいました。
お腹の傷にさわらないワンピースを数点購入。
ランチも食べる事ができました。
ただ、まだ人混みを歩くのが少し怖いので、混み始めたお昼過ぎには退散。
久しぶりの人混みと、ドライブに疲れて、帰宅後は2時間ほど横になってしまいました。
また、この日の夜から、シャワー時にお風呂用の高さ30cmほどの椅子に座れるようになりました。
これでゆっくりシャワーを浴びられるようになったので、嬉しかったです。

 

 

退院後、姉や夫に手伝ってもらいながら少しずつ行動範囲を広げていきました。
体力が追いつかないのがもどかしかったですが、やはり外出は気分転換になり、また歩く事でリハビリになったように思います。

食事量は以前の半分ほどしか食べられず、外食の1人前は完食できません。
それに比較して運動量が増えてきたので、退院後の1~2週間が一番体重の減りが顕著でした。
私の場合はこのタイミングが一番痩せて、入院前より6キロマイナス。
満腹まで食べてしまうと、傷も痛むので腹八分目を心がけていました。
維持できれば素敵だったのですが(笑)、この後少しずつ食べる量も復活していきます。

食事の支度は以前の倍ほどの時間はかかりましたが、気分転換になるので、なるべく手作りするようにしていました。
仕事柄かもしれませんが、料理できる事が嬉しく、結構きちんと作れていたように思います。 
ただ、千切りやみじん切りなど細かい作業が続くのは疲れてしまい、椅子に座りながら休み休み作業していました。

また、この頃はとにかく傷がまだ痛むので、洋服に苦労しました。
そんな中お世話になったのが、マタニティ用のタイツやレギンス。
特に3コインズのものはお値段の割にクオリティも良かったので、期間限定で使用するにはちょうど良かったです。
洋服はワンピース以外は着られず、あまり持っていなかった秋冬用を数点買い足しました。

 

 

 

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治療記録10 退院

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【2018年10月23日 術後7日・退院】

 

術後の経過が良く、予定より1日早く退院することができました!
ストレスのないように入院生活を送る工夫を凝らしましたが、それでもやっぱり家が良い!!
前の晩は興奮して眠れないくらい、退院を楽しみにしていました。

朝の検温などをし、朝食をとり、看護師さんから退院後の注意などを受けました。
リンパ節の一部を切除してしまったので、下半身がむくみやすくなるそうで、特にリンパ浮腫については注意が必要とのこと。
資料やビデオを見ながら、丁寧にケア方法などを教えていただきました。
夫がすでに迎えに来てくれていたので、一緒にお話を聞けたのも良かったです。
退院後の不調のメカニズムを理解してくれたので、かゆいところに手が届くように気遣ってもらえました。

次の外来診察は2週間後、約1ヶ月後から抗がん剤治療を始めるスケジュールです。
それまでは体調を整え、体力の回復に努めます。

先生や看護師さんに挨拶をし、お会計を済ませ、いよいよ退院です。
自宅は車で10分ほどなので楽ちん〜と思っていたのですが、ここで誤算が…
なんと、車の振動が傷に響くのです。
シートベルトが触るのも不快で、参りました。
持っていたクッションなどをあてて、ごまかしながら帰宅しました。

帰宅後、シャワーを浴びました。
浴槽へ入るのはあと2週間ほど我慢ですが、バスタブにアロマオイルを垂らして香りを楽しみながら、水圧の高い家のシャワーを浴びるのは最高に気持ちよかった!
生き返った気分になりました。

このあと、退院のお祝いにホテルのアフタヌーンティーへ出かけました。
実は今だから言えるのですが…
まだ少し熱があり車の振動も辛かったのですが、言うと連れて行ってもらえなくなるので黙ってました(笑)
横浜のホテルニューグランド。
老舗のホテルでこじんまりとしていますが、クラシカルで落ち着いている雰囲気が好きなのです。
久しぶりの美味しい熱々の紅茶に、美味しいお菓子。
半分も食べられませんでしたが、とっても満足しました。

ここにしたのには他にも理由があって…
ホテルのラウンジだと、だいたいソファー席がありますよね。
この時はまだ長時間の座位が保てず、少しだらしくなってしまうのですが、背もたれにテレっともたれながらではないとゆっくりできなかったのです。

そして、まだしばらくは長い距離は歩けないだろうと、母の旅行用の車椅子を借りておいたので、バリアフリーは得意なホテルの方が安心でした。
ホテルはサービスも万全なので、色々とリクエストもしやすいですしね。
しばらく人と会う時は、ホテルやソファー席のあるお店にしてもらっていました。

 

この日もう一つ楽しみにしていたのが、海!
ずっと狭い病室にいたので、広い景色が見たくて。
退院後に行きたいところを聞かれた時から、ここに来ようと決めていたのです。
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込むと、体の辛さや、いろいろな感情が浄化されるようで…


夫に車椅子を押してもらいながら、海辺を散歩し、秋薔薇の香りを嗅ぎ、生還できたんだな〜としみじみと感じ入ってました。

 

あまりにも気分が良くなって、帰宅後、家にあった材料で料理までしちゃいました。
あり合わせの材料で作った胡麻豚鍋ですが、やはり家の味はほっとします。
配膳や片付けは夫に手伝ってもらいながらでしたが、日常の生活の場所に戻ってきてこられた喜びを、改めて噛み締めました。

 

 

 

 

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治療記録9 術後4~6日

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【2018年10月20日 術後4日】

この日から、食事が常食になりました。
お粥がご飯になり、食欲も少し戻ってきました。
洗面やシャワーもスムーズに出来るようになり、この日から病棟だけではなく、院内を自由に行き来できるようになったので、お見舞いに来てくれた姉と一階にあるカフェまでお茶にも行けました。
腹圧がかかると傷に障るので、まだ椅子に長い時間座っているのは辛く短時間でしたが、良い気分転換になりました。

 

 

【2018年10月21日 術後5日】

この日は実家から、母がお見舞いに来てくれました。
手術の付き添いも願い出てくれていたのですが、長時間待たせる申し訳なさの方が私のストレスになってしまうと思い、遠慮してもらっていたのです。
電話では話していましたが、実際に顔を見て安心してくれたようです。
車で一緒に実家の犬も連れてきてくれていたので、外のロータリーまで行き、犬の顔も見られました。
犬はきょとんとしていましたが、癒されました〜

 


この日くらいから、だいぶ食欲が戻ってきました。
R病院の食事はこんな感じです。
見た目は寂しいですが、なかなか美味しいんですよ。
R病院に前回入院した時よりも色々と改善されたようで、熱々をいただけるようになっていました。
私も栄養士として病院給食に携わったことがありますが、衛生管理や予算など、厳しい制約の中で美味しく提供してくださることに、本当に頭が下がります。
もちろん、家やレストランで食べるのとは違いますから、健康な人が見ると乏しい感じがしてしまうかもしれません。
でも、必死に体調回復を頑張っている時期には、一皿一皿に意味があり、とても美味しく感じます。
さらに元気になってくると、売店やカフェに行く楽しみもできますしね。

 

【2018年10月21日 術後5日】

この日は、趣味の草野球で怪我をしてしまった夫が、外来で整形外科に来ることに。
暇なので、付き添ってみました。
妻が入院してる時に、、、と夫は落ち込んでいましたが、大事にならずに良かったです。
ただ、まだ座っている姿勢が保てず、外来の待合室と病室を30分ごとに行き来していました。

午後からは、シャワーを浴びたり映画を観たりして部屋でゆっくりしていました。

夕方になり、N先生が病室に来てくれました。
1日に1度は、チームの先生と交代で顔を出してくれるのです。
雑談していると「元気そうだから、診断しちゃおっかー。病理検査の結果も出たし。」とおっしゃるではないですか!

慌てて先生について、病棟にある診察室について行きました。

内診をし、傷に貼ってあったテープを剥がして傷の状態を診てもらいます。
「傷も綺麗だし、下からの出血もないし。元気に歩き回ってるみたいだし(笑)、明日退院する??」と言ってもらえ、びっくりしました。
もちろん、「退院したいです!」と答えました。

その後、病理検査の結果を詳しく聞きました。

・卵巣、子宮、それぞれが原発の癌
・卵巣癌としてはステージ1b期
・子宮は頸部にわずかに浸潤があったため、子宮体癌ステージ2期にあたる
・大網には病巣なし
・腹水にも癌細胞は見られなかった
・リンパ節にも転移なし
・類内膜腺がんG1という比較的おとなしい癌細胞だったので、抗がん剤に反応しやすい

そして、手術で目に見える癌細胞は取りきれたが、顕微鏡レベルの癌細胞を叩くために、抗がん剤治療をすると言われました。
ただし、術前に予想していたよりも状態が良かった(ステージ3より低い、1bと2期だった)ので、抗がん剤治療も6クールから4クールに減り、放射線照射などの治療は行わないとのこと。

これを聞いた時、優勝は逃したけれど、頑張って準優勝は手に入れた!くらいの嬉しい気持ちになりました。
抗がん剤治療がない方が良かったけれど、最初に聞いていたよりもステージが下がったので短くなり、かつ、抗がん剤がよく効くタイプの癌だったからです。

「頑張ったね」と先生に言ってもらえて、この病気になって初めて涙が出ました。
と同時に、頑張ってくれたのは先生、家族、友人達、応援してくれた生徒さん達だと思い、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ここでふと、メモを取っていないことが気になり始めました。
退院前診断は明日の予定だったで、突然で慌ててしまって、何も持たずに来てしまったのです。
先生はお話ししながらPCに記録をしていきます。
以前にもそれをプリントしてもらったことがあったので、メモを取れなかったので今の内容をプリントしてもらえないかお願いしました。
「じゃあ、後で病室に持ってくね〜」と言ってもらえ、安心して病室に戻りました。

病室に戻って興奮気味に家族に連絡していると、1時間ほどしてN先生がやってきました。
てっきり看護師さんが持ってきてくれるかと思ったのですが、先生に渡されたプリントを見ると、手書きのイラスト図やメモなどが書いてあるではないですか!
病巣の図、それに細かくメモが書かれ、今後の抗がん剤の種類、考えられる副作用、そして病理診断書も添えてあります。
お忙しいのに…と本当に感激してしまいました。

後日、このことを看護師の友人に話したところ、やはり「考えられないくらい親切な先生だよ」と言われました。
病院のHPのN先生のプロフィール覧に「大切な友人や家族だと思って診療にあたっています」というコメントがあったのですが、本当に実践されているなんて…

病気が発覚した当初、R病院で診てもらった後に夫とセカンドオピニオンの話もしたのですが、N先生の印象があまりにも良くて、日本で癌に関してはトップと言われる病院にツテがあると言ってくれた夫の勧めを断ったのです。
この時の判断は間違いではなかった、と改めて思いました。

癌に関しては研究が進んでいて、治療方針もマニュアル化されているそうです。
私レベルの症状ですと、だいたいどこの病院で診てもらっても同じ治療をすることになると思うのですが、それなら一層のこと、担当の先生との相性が大切になってくるのかなと思います。
N先生だったからいつも前向きな気持ちでいられたし、辛い時も頑張れました。
これから始まる抗がん剤治療も、負けないで乗り切ろう!とそう思えました。

 

これから入院する方へ。
先生との相性はとても大切だと思います。
疑問や不安なことなどは、どんどん訴えてください。
どうしても払拭できない時は、担当の先生を変えてもらったり、病院を変えることもありだと思います。
実は、膝の怪我の時は、途中で担当の先生を変えてもらいました。
どの先生も一生懸命に治療にあたってくださっているとは思うのですが、人間なので相性はあります。
皆さんにも良いご縁がありますように。

 

 

 

 

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