治療記録16 抗がん剤治療1クール③

こちらは子宮体癌ステージ2、卵巣癌ステージ1bの治療記録になります。
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【2018年11月20日~12月12日 】

抗がん剤投与後2週目頃から白血球の数値が落ち始めます。
これに伴って、腰痛が出始めました。
倦怠感もこの頃が一番強かったように思います。

でも、一番怖いのはウィルス感染です。
体の抵抗力が弱っているので、普段なら移らない程度の風邪でもすぐに感染してしまいます。
また、インフルエンザが流行り始めた頃だったので、マスクとウィルス除去に効果があると言われたクレベリンという薬剤のペン型タイプをいつも首から下げていました。
これは夫にも徹底してもらい、なんとかインフルエンザにはかからず済みました。

また、この頃から卵巣を摘出してしまった後遺症で更年期症状が出始めてしまい、ホットフラッシュが始まりました。
特に夜中に寝汗をかいてしまい、それが冷え、ひどい風邪をひいてしまいました。
これがまた、なかなか治らず…
普段滅多に風邪をひきませんし、かかってしまってもすぐに治す自信があったのですが、やはり白血球が減少しているんだなぁと、体の変化に驚きました。

そして、たぶん皆さんが一番恐れている脱毛。
これも、投与後2週目くらいから始まりました。
始めはシャンプーしている時にごそっと抜け、びっくりしました。
長いまま抜けていくのが見苦しそうで嫌だったので、このタイミングで思い切ってスポーツ刈りにしてしまいました。
カツラはもうできていたのもあって、そう抵抗はありませんでした。
周囲に見せても好評だった(と思いますが、他に言いようがないですよね笑)ので、物心ついてからは初めての坊主体験を楽しむことにし、帽子やスカーフなどを購入しました。

抗がん剤投与後3週目
このタイミングで、病院に行き、血液検査を受けます。
白血球の数値を確認し、次の抗がん剤投与ができるかどうか判断するそうです。
ここで減少後の復活が思わしくないと次回が少し延期になってしまい、効率的な治療計画を変更しなくてはいけなくなるとのこと。
また体調不良も同様で、特に発熱などがあると投与ができないので、十分注意するように念をおされました。


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治療記録15 抗がん剤治療1クール②

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【2018年11月20日~12月12日 】

初めての抗がん剤投与から2日。
少し吐き気が出てきましたが、胃が少しムカムカする程度で果物やパンなどの軽い食事は食べられました。
抗がん剤治療中は、食事制限なく好きなものを食べて良いと言われていたので、今後の人生でそんな機会もそうそうないかなと思い、本当に好きなものだけを食べていました。

面白いことに数日ずつで食べたいものが変わるようで、最初は果物とパン、その次はラーメン、次は甘いもの、カレー、、、などなど、普段あまり食べないものばかり欲するのが面白かったです。

抗がん剤投与後、2日ほどは強い吐き気どめが処方されています。
これを飲むとほぼ気持ち悪さが落ち着くので、我慢せずに飲みきっていました。
おかげで、最初は見送ろうと思っていた父の三回忌の法事にも出席することができ、伯母達に病気の話をすることができました。
実家までは車で2時間ほどかかりますが、これも問題なく。
夕食には焼肉まで食べられ、家族が驚くほどでした。

投与後3日目
この日あたりから、手足に痺れが出てきました。
正座をした後の痺れのような感覚で、少し力が入らない感じ。
瓶の蓋を開けたりが少し不自由しましたが、耐えられないほどではありません。
ただ、抗がん剤と併用するステロイド剤の影響で不眠がちになるので、日中が眠くなります。
この時は無理せず、昼寝をするようにしていました。
睡眠導入剤も処方されていたので、抗がん剤投与後数日は服用しました。
このくらいの回数では癖になることはなく、眠れない時は飲んでも大丈夫と看護師の友人にアドバイスをもらえたので、安心して使用することができました。

投与後4日目
車を運転して、買い物に行きました。
少し倦怠感はありましたが、何かしている方が気が紛れる感じです。
吐き気も少し続いていましたが、食べられないほどではなく、ラーメンを食べ、夕食にはカレーを作りました。
味の濃い、はっきりしたものの方が食べやすいようです。

投与後1週間ほどで吐き気や手の痺れが収まり、目に見える体調不良は減りましたが、投与後2週目からは白血球の数値が落ち始めます。
それについては、次につづきます。

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治療記録14 抗がん剤治療1クール①

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【2018年11月20日~12月12日 】

いよいよ抗がん剤治療がスタートです。
抗がん剤治療は、3週間を1クールとして4回投与する計画です。
投与後1週間が吐き気などの副作用が強く出て、2週目くらいから白血球の数値が下がり始め、3週目あたりからまた白血球数が盛り返し、それを血液検査で確認してから次の投与をする、という流れです。

抗がん剤投与は通院でもできるそうですが、初回はアレルギー反応などの様子を見るため、3日間の入院をして抗がん剤を投与することになりました。
前日に入院して血液検査等をし、翌日投与、翌々日の体調をみて退院という流れです。
投与する薬は「パクリタキセル」「カルボプラチン」
この薬を4時間ほどかけて、点滴していくそうです。

投与当日は、念の為ナースステーションの隣の部屋(リカバリールーム)へベッドごと移り、点滴を受けることになりました。
急な体調変化などに対応するためだそうです。

まず生理食塩水を15分ほど投与しました。
その後、心電図をとります。
抗アレルギー剤と吐き気どめの薬を、30分ほどかけて投与。
そして、いよいよ抗がん剤パクリタキセルが入りました。
何か変化が起こるのかな?と思いましたが、特に変わらず。
まぁ、すぐに体に出るほどの反応があったら逆にまずいのだと思いますが…
薬剤はアルコールに溶かして投与されるので、お酒を飲んだ時のように少しふわ〜っとしてきます。
昼食も出て、食べるとそのうちに眠くなり、うとうとしてしまいました。
3時間経過し、次にカルボプラチンを1時間ほどかけて投与。
10時半に始まって、16時にようやく終わりました。

この間、看護師さんがこまめに様子を見にきてくれます。
後から知ったのですが、抗がん剤には微量の放射性物質が含まれるらしく、直接肌に触れたりすると危険だそうです。
ですので、看護師さんはビニール製のコートのようなもの着て、顔を覆う透明なマスクもしていました。
この時の担当の看護師さんは若いお嬢さんだったので、こんな危険な薬剤を扱ってもらうことに申し訳ない気持ちになりました。。

点滴終了後は、再びベッドごと自分の部屋に戻りました。
シャワーや院内の散歩など、自由に過ごしてよいとのことで、PCで映画を見たり売店に買い物に行ったりして過ごしました。
少し微熱が出てだるくなりましたが、吐き気などはまだなく、夕食も普通に食べられました。

今回は体力もあり、抗がん剤の点滴以外にすることもなかったので、部屋を改造したりして遊んでいました。
手術の時よりも抗がん剤治療や副作用に対しての方が不安が大きかったので、とにかく精神衛生に努めようと思い、肌触りの良いブランケットや、元気になったら行こうと思っていた旅行先のガイドブックなどを持ち込み、あまり深刻に考えないようにしていました。

そんな風に過ごしていたのでこの入院はあっという間で、投与翌日も体調に問題なく、予定通りの退院です。
ナーバスにならない工夫をしすぎて、退院の勢いでそのまま上野動物園にパンダを見に行ってしまいました。

入院中、ハマったのがパンダ動画。
映画や読書よりもあまり集中しなくても見られたので、よく見ては癒されていました。
なので、退院したら実物を見に行こう!と決めていたのです。
さすがにまだ体調万全ではなかったので園内では車椅子をお借りしましたが、晩秋のひんやりした空気が気持ちよく、パンダも可愛くて、とても楽しかったです。

そのあとは焼き鳥屋さんに寄り、軽く飲んで帰りました。
先生の許可はもらっていましたが、抗がん剤治療後すぐに出かけたりお酒を飲んだりできると思っていなかったので、計画をクリアできた時は自分でも驚きました。
反対せずに付き合ってくれた夫には、本当に感謝しています。


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治療記録13 術後20日〜35日

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【2018年11月5~11月19日 術後20~35日】

術後20~35日にできるようになった事

・痛み止めを飲まず、3時間座位を保てる
・美容室で髪を切る
・パスポートの申請
・オフィスで仕事の打ち合わせ
・2時間ほど買い物
・4時間ほど外食
・アルコールを飲む

 

この期間は体がだいぶ動くようになり、徐々に体力も戻ってきました。
抗がん剤治療が始まる前にと、ウィッグを作りに美容室に行ったり、切れてしまうパスポートの申請に行ったりしました。
また、お酒も解禁し、家族で食事に行ったりも楽しめるようになりました。

退院後、外来での初めての診察もありました。
血液検査等特に問題もなかったので、先生とスケジュールの相談をし、2週間後に1回目の抗がん剤治療の入院予約をしました。

抗がん剤治療は脱毛してしまうタイプの薬を使うため、病院の先生や看護師さんから治療開始前にウィッグの用意をすると良いですよ、とアドバイスをいただいていました。
調べてみるとお値段もタイプもピンキリで悩んだのですが、1年くらいは使うのでセミオーダーのものを作ることにしました。

タイプを決めた後は、美容室選び。
一般のお客さんも来る美容室、ウィッグ専門店、医療用ウィッグ専門美容室と、形態も様々です。
ウィッグはロングか、ショートが一般的なようでしたが、私はショートボブスタイルに馴染みがあったので、この髪型で素敵に作ってくれそうな医療用ウィッグ専門の美容室を選びました。

ANGELIQUEさんは市川に本店がある美容室ですが、銀座にもサロンがあり、私は銀座店を予約。
事前に現在のスタイルの画像を送ったり、好みのスタイルを相談したりした後に、マンションの一室で開業しているサロンに向かいました。

初めての美容室は緊張しますが、担当の美容師さんはがん患者に慣れていらして、私が知らないことなどをとても詳しく教えてくださいます。
初日はまだ自髪があるので、ざっくりとした形作り。
抗がん剤治療が始まってから、2回目、3回目と、髪の量や体重の変化に合わせてウィッグの調整をしていくことにしました。
1年間は通い放題なので、少しずつの調整が可能なのです。
髪型についても根気よくワガママを聞いてくださり、最終的に私の元の髪型と同じ、少しパーマっ気のあるショートボブのウィッグを作ってくださいました。
このウィッグ、全くウィッグと分からない!と、家族や友人にも好評です。

ちなみに、横浜市は医療用ウィッグには上限1万円の助成金が出ます。
同様の制度を設けている自治体は多いので、お住いの自治体に問い合わせてみてください。

 

 

抗がん剤治療が始まると、個人差もありますが、やはり体調が優れない日が多くなります。
治療期間中にはできないこと、出かけられないこともあると考え、用事などはなるべくこの間に片付けておいた方が良いと思います。
特に白血球の数値が落ちるので出血が止まりにくくなるため、歯科治療やクリーニングなどは済ませておくことをお勧めします。

また、抗がん剤治療直前に発熱したりすると、治療が延期になってしまいます。
延期になるとがん細胞が増殖してしまう可能性があったりと、あまり好ましくない事態になってしまうので、この間は体調管理にも努めてください。

 

 

 

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治療記録12 術後13日〜19日

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【2018年10月29~11月4日 術後13~19日】

術後13~19日にできるようになった事

・電車に乗って付き添い無しで外出
・シャッター式の雨戸を閉める(伸び上がったり、力を入れることができる)
・事務仕事の再開
・3時間ほど連続で座位が保てる
・1時間ほど運転する
・連続で30分ほど歩く
・スタジアムでラグビー観戦(車椅子使用)

 

退院後1週間は、家族に付き添ってもらって外出していましたが、2週間後からは1人で外出するのを解禁しました。
とはいえ、まだ雑踏などで人にぶつかったりが怖いので(歩きスマホの危険がこんなところにも…)、ラッシュの時間などは避け、平日の昼間限定です。

術後14日目は、女性の癌患者が対象のメイクレッスンのワークショップに参加しました。
これから始まる抗がん剤治療で脱毛は避けられないと聞いていたので、医療用ウィッグについて調べていた時に知り、入院中に申し込んでおいたのです。
久しぶりの電車はドキドキしましたが、空いている時間ということもあり、問題なく会場に行けました。

ワークショップでは髪の毛だけではなく、眉やまつ毛が抜けた場合のケア方法や、毛髪と同じようにダメージを受けやすい爪のお手入れ方法などを、プロのメイクさんに教えていただける貴重な機会になりました。

参加している方は、40代〜50代の方が多い印象。
事前のエントリーシートで、各自の癌の種類が受付で渡されるリボンの色でわかるようになっていたのですが、乳がんの方が圧倒的に多かったです。
すでにウィッグを着用されている方も多く、苦痛を体験した者同士の連帯感のようなものが醸し出す、暖かい雰囲気の会場でした。

 

術後15日目は、最寄駅付近で友人達とお茶をしました。
お見舞いは遠慮していたので、メッセージのやりとりなどはしていましたが会うのは1ヶ月ぶり。
友人達は歩いている私をおっかなびっくり見ていましたが、それだけ心配をかけてしまったんだなぁと、申し訳ない気持ちになりました。
どうか、病気になるのは私だけで済みますように…
友人達とおしゃべりしながら、そんなことを考えました。

 

術後16日目から、事務仕事を再開しました。
料理教室はお休みをいただいていましたが、全ての結果が出揃って、長期でお休みをすることを生徒さんにメールでご連絡しました。
みなさんすぐにお返事をくださって、激励してくださり嬉しかったです。
「再開を待ってます」とのお言葉、本当にありがたく思いました。

また、企業のメニュー開発の業務もこの日から再開しました。
こちらは月に2回ほど打ち合わせに都内のオフィスに行く必要がありますが、他は在宅で仕事ができるので、体調を見ながらできます。
先生からも、この仕事なら退院後間もなく再開して良いとの許可をいただいていたので、入院前後1ヶ月ほどのお休みで復帰することができました。

 

週末は、夫に付き合ってもらい車で海へ。


傷の痛みも薬でコントロールできるようになってきたので、1時間ほど運転もしてみました。
シートベルトが当たるのが少し気になりましたが、退院直後よりはだいぶ楽に。

こんなところにも回復の兆しを見つけられ、楽しい外出になりました。

 

翌日は、車椅子でラグビー観戦にもトライしてみました。
あえて電車で行き、雑踏での動き方などを確認。
混雑している場所だと車椅子に目線が行かない人が多く、覆い被さるようにぶつかってくる人もいました。
以前怪我をした時も車椅子で外出していたので用心しており、自衛できましたが、バリアフリーの重要性も痛感しました。

 

 

退院して2週間目。
できる家事も増えてきたので、外出の機会も増やしました。
傷の痛みをコントロールできるなら、積極的に体を動かした方が良いと言われていたので、痛み止めを飲みながら出かけていました。

徐々にですがトイレの間隔も長くなってきて、2~3時間でしたらトイレの心配もしなくて良いようになってきました。
手術時に尿道カテーテルを入れるので尿意に鈍くなってしまい、退院後は心配でトイレが近くなっていたのです。
徐々に良くなるとは聞いていましたが、私は元に戻るまで術後3週間ほどかかりました。

また、退院1ヶ月後から抗がん剤治療が始まる予定だったので、この1ヶ月で医療用ウィッグのオーダーをしたくて美容室などを調べて予約をしたり、抗がん治療中は出血すると止まりにくいと聞いていたので、歯科医院でクリーニングの予約もしました。

私は病院の先生や看護師の友人から痛みに強いと言われていて、この週からぐっと運動量が多くなり、活動的に過ごせるようになりました。
そうなると先の予定も立てやすくなり、抗がん剤治療が始まるまでの貴重な1ヶ月を計画的に使うことができました。

痛みの感じ方は人それぞれなので無理は禁物ですが、薬でコントロールできるようであれば、積極的に服用した方がこの間は効率が良いかと思います。

 

 

 

 

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