治療記録7 手術

こちらは子宮体癌ステージ2、卵巣癌ステージ1bの治療記録になります。
情報が必要な方への発信と、備忘録を兼ねてupしていきます。

 

 

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【2018年10月16日手術】

 

手術当日。
看護師さんが朝6時の検温にやって来るまで、ぐっすり眠れました。
下剤の効果もあり、看護師さんに「優秀!」と褒めてもらえました♪

術後はしばらくベッドから起きられないので、気分転換を兼ねて院内のカフェで紅茶を飲むことに。
朝から食事は止まっていますが、午後の手術予定だったので、午前中だけは水やお茶などの水分が摂れます。

8時半、術衣に着替えると、点滴用のルート(針)確保にこの日の担当の先生がやってきました。
血管が出にくい体質のようですが、この日はサクッと終了。

9時、夫到着。
全身麻酔の手術になるので、原則家族の付き添いが必要です。
姉も来てくれ、おしゃべりしながら時間になるのを待ちました。

14時半、前の方の手術が少し長引いたため、予定より1時間ほど遅れて手術室へ。
歩いて移動しました。
手術室の前で夫と姉と別れ、3番の手術室に入りました。
3番は好きな番号なので、嬉しいなと思ったのを覚えています。

手術室に入ると、担当のN先生がいました。
すでにマスクなどを装着していたので目だけしか見えませんが、にっこり笑ってくださったので、落ち着いて挨拶ができました。
ベッドに登って横になると、スタッフの方全員で私の名前を復唱しながら確認します。
その後、「今日の手術の内容はなんですか?」と質問がありました。
このタイミングで聞かれると思っていなかったので少しびっくりしましたが、「両卵巣と子宮摘出、大網、リンパ節の一部の切除の手術です」と答えました。

そして、横向きになって膝を抱えるように言われ、腰に局部麻酔が打たれました。
硬膜外麻酔の管を入れるためです。
前日に麻酔科で実物を見せてもらいながら説明を受けていて、その管が針金よりも細いものだと理解していたので、それほど恐怖心はありませんでした。

その後「では、全身麻酔のお薬を入れますね〜」という声が聞こえて「はい」と返事をした後は、もう記憶がありません。

次に目を覚ました時に「終わりましたよ〜」の声が聞こえました。
と、同時に吐き気と胸の下あたりに痛みが…
「気分はどうですかー?」「きもちわるぃぃぃ」
「痛みはありますかー?」「ぃたいぃぃぃ」
と受け答えをした記憶があります。
その後「え?!痛い??まずいな」と少しざわついたような気がしたのですが、次に目が冷めた時はベッドごと病室に運ばれているようでした。
この時には吐き気はあるものの、痛みはあまり感じませんでした。

病室に戻ると、興奮気味の夫と心配そうな姉の顔が見えました。
看護師さんが酸素マスクなどの設置をテキパキとしてる中、夫がテンション高めに「君の代わりにお昼にカツ丼を食べておいたから!」と言ってる声が聞こえ、今それどころじゃないっと腹が立ったのを覚えてます(笑)

後から聞いたのですが、術後麻酔から覚めた後、痛みがあって麻酔が効いていないようだったので、もう一度眠らせ、血圧などが安定するまで手術室で様子を見ていたそうです。
出血も多く、輸血するかぎりぎりだったようで、予定より手術時間が長引いてしまいました。
4~5時間の予定が6時間半ほどかかってしまい、夫と姉はかなり心配したそうです。
それだからあのテンションだったのかーと、後から知って心配かけたことを申し訳なく思いました。

少しすると、N先生が手術着のままニコニコしながらやって来てくれました。
「手術うまくいったよ!播種もなかったから安心してね!!」と話しかけてくれたのですが、気持ちが悪くて悪くて…
N先生が様子を察して「ご家族には別なお部屋でお話ししますね」と言って、3人で出て行ってしまいました。
私も聞きたい!と思ったのですが、この時はまだ少しぼーっとしていて…
先生が言った「播種」の意味もわからず、気持ちわるーいとしか考えられませんでした。

少しして、夫と姉が戻って来て簡単に説明してくれました。

・癌細胞は目に見えるものは全て綺麗に取り切れたこと
・子宮、卵巣以外に癌細胞は見当たらず、転移はしていなかったこと
・播種もなく、腹水なども簡易検査の結果綺麗だったこと
・播種とは、病巣から癌細胞がこぼれてしまい、他に広がってしまうことだそうで、これがなかったことはすごく良い結果だということ
・詳しい結果は、取った細胞を検査し一週間後にわかること

などを教えてくれました。
この時は疲れていたのと、気持ちが悪いのとであまり内容が頭に入らなかったのですが、N先生や夫達の様子から良い結果だったのだなということは分かりました。

この時点で23時くらいになっていたと思います。
姉と夫は帰り、長い夜が始まりました。

そうなんです。
とにかくこの夜が辛くて辛くて…

酸素マスクをしているのですが、これが煩わしく、かえって呼吸がしづらくて。
呼吸はできているので外していいか聞いたのですが、酸素不足になると頭痛がしてしまったりするそうで、あえなく却下。。。
熱があったようで、体もすごく暑く、何度も看護師さんにエアコンの温度を下げてもらいました。
そして、一番辛かったのが枕がないこと。
全身麻酔の後は一晩ほど頭を低くしておかなくてはいけないらしく、枕がない状態で寝なくてはいけないのです。
頚椎ヘルニアの私にはこれが辛かった!
首が痛くなるし、気持ち悪いし、傷も痛むし…
明け方までほとんど眠れず、眠くなる痛み止めの薬を入れてもらって、ようやく少し眠ることができました。

 

これから手術を受ける方へ。
手術後、ICUやナースステーションの隣室などに入る病院も多いようですが、私は自分の病室に戻りました。
いずれにせよ、看護師さんは何度も様子を見にきてくれます。
遠慮せず、苦痛は全て言ってみてください。
痛み止めなど間隔をあけなくては使えないこともありますが、薬の種類を変えるなど、最大限苦痛を取り払う努力をしてくれます。

この日の看護師さんが本当に優しく、時にはきっぱりと接してくれ、体は辛かったですが精神的には不安なく過ごすことができました。

 

 

 

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