両親とイタリアたび 2

 

 

次の問題は飛行機。
脳梗塞の発症歴がある父のエコノミー症候群が怖かったので、座席の広いビジネスにしようと思ったのですが、GWの為かかなりのお値段。
両親だけでもと考えたのですが、12時間のフライトを2人きりにするのも不安で(母も不安がっていましたので)、間を取って、プレミアムエコノミーにしました。
座席幅も広く、運良く前後の席が取れたので、両親に私達の前に座ってもらい、座席もMAXまで倒すとかなり楽な姿勢で寝てもらえたので、この点は良かったと思います。

ですが、ここで一つ問題が。
父が座席から立つ時と座る時に、前の座席にかなり強い力で掴まらなくては体を支えることが出来ず、就寝中の前席の方を何度か起こしてしまったようです。
気がついてすぐに謝罪したのですが、これは私の配慮が足りませんでした。

最近は予約時に座席の指定ができるチケットが多いのですが、前に座席のないシートは、英語で非常時に誘導ができることが条件になる非常口前、赤ちゃん連れの方が優先になるギャレー前など、父では該当しない条件が課せられていることが多く、手配することが出来ませんでした。
でも、事前に航空会社に問い合わせておくなど、何か方法はあったように思います。
何れにしても、航空チケットはなるべく早く手配した方がいいと思いました。

どこの航空会社も同じだと思いますが、私たちが利用したルフトハンザも、車椅子の人を優先搭乗させてくれます。
私たちはミュンヘン空港の乗り継ぎがタイトだったので、レンタルした車椅子はカウンターで預けてしまい、職員の方の案内と共に空港の車椅子を利用させてもらうことにしました。
同時に、搭乗口から機内まで専用車やリフトなどを使って案内してくれるので、チケット手配時にしつこい位にお願いしておきました。

ですがここで失敗その1、行きの羽田空港のチェックインカウンターで搭乗口・機内まで空港の車椅子で案内してくださるという申し出を父が拒否(!)してしまい、時間もあった為、ゆっくり歩こうか、となりました。
ですが、運悪く1番端のゲートだった為にかなりの距離を歩くことに。
そして、車椅子を利用していなかった為に優先搭乗のリストから漏れてしまったようで、搭乗口でも立ったままで待たされてしまいました。(搭乗口付近は混み合っていて、椅子にも座れませんでした)
父にとってはかなりの距離を歩いた後だったので、だいぶ疲れてしまったようです。
(おかげで、この後は車椅子の乗車を拒否しなくなったのはヤレヤレでしたが…)

というわけで、空港内の移動・搭乗・降機介助をお願いしたのは、
往路のミュンヘン空港・ヴェネツィア空港、復路のフィレンツェ空港・ミュンヘン空港・羽田空港となりました。
空港内の移動は、ミュンヘン空港は専用カート、その他の空港は職員の方が押す車椅子でした。

そして失敗その2、、
行きのミュンヘン空港での乗り換えでは、降機ゲートには羽田空港で聞いていた車椅子を用意した出迎えの人がなく、乗り換え時間も迫っていたので、やむなく入管手続の列へ。
父の歩くスピードを考えると、搭乗はぎりぎり。というか間に合わないかも?
嫌な汗が出始め、車椅子を先に借りようか、列の先頭の人に交渉して譲ってもらうかどちらを先にしようかと考えていると、カートに乗った職員の人が現れ、大声で父の名前が呼ばれました。
そこからはコントみたいな流れで、行列している入管待ちの人達の注目を浴びながら私たちも一緒にそのカートに乗せられ、空港内をカートで爆走!
出発5分前にぎりぎり搭乗できました。
ちなみに、入管手続・保安検査は別ルートで簡単に。
こんな裏技があるんですね。

乗り継ぎでは呪われているとしか思えない、更に失敗その3、、
帰りのミュンヘン乗り継ぎでのこと。
今度は機内から父と父の介助者は別ルート(多分前述の裏ルート)で案内するので、他の2人は搭乗口で落ち合うようにと指示されました。
相談して、父にはおっとに付き添ってもらい、私は母とバスでターミナルへ。
そのバスの中でハタと気付いてしまった…

「父のパスポートと搭乗券、私が持ってる…」

父と母が普段からよく物を失くすので、パスポートと搭乗券は必要な時以外は私が保管していたのが仇に。
またまた嫌な汗が流れ始め、バスを降りてすぐに地上職員に相談。
運良くイタリア語が分かる職員の人だったので理解してもらえ、ここで待つように言われました。
そこへ、職員の方に付き添われたおっとが登場!
顔を見た瞬間に皆で爆笑してしまいました。
父は別な職員の方と裏ルートの入管で待ってるというので、急いでおっとにパスポートを託し、母と通常ルートで搭乗口に急ぎました。
そこへ父とおっと登場、無事に合流できました。

この失敗から学んだことは、

1.車椅子利用者が同行する場合は、例え空港職員の介助があっても、通常乗り継ぎ時間(私の感覚では1時間30分)+最低30分は余裕がある乗り継ぎ便にする

2.他空港の職員は、他空港の内情には詳しくない

3.搭乗介助は空港によって様々、場合によっては同空港でも様々

4.外国に入国する際(=飛行機から降りる時)は、パスポートは自分で持つ

 

行きの乗り継ぎが55分、帰りが3時間(後に予約した帰りの便がフライトキャンセルで乗り継ぎ時間1時間30分に変更)で、行きの乗り継ぎ55分が心配だっ たため、チケットを手配した時にルフトハンザに電話で確認したところ、「アテンドもするし、ミュンヘン空港の最短乗り継ぎ設定時間は45分なので大丈夫」という言 葉を信じてしまったのが失敗でした。
通常なら大丈夫だったのだと思いますが、通常じゃないことが起こりうるのも旅行。
OKだったにしても、もう少し余裕がある便にすれば良かったと反省しました。
(いえ、4も十分反省しています。。)

そして、両親世代はお土産を買うのも楽しみの一つ。
私は市価より高い空港でお土産を買うのはためらってしまうのですが、言葉が通じない両親には、空港は一人でもお買い物しやすい場所のようで、小さなフィレンツェ空港でしか買い物ができなかったのが残念だったようです。
(旅慣れた方は別だと思いますが、、)
機体変更などで帰りのミュンヘン発が早まってしまったのがそもそも不運だったのですが、例え多少待つ時間が長くても、空港での時間をもう少し取れる便に変更してあげればよかったなぁと思いました。

 

帰りのミュンヘン空港で、1分で流し込んだビール。
本当は3時間の乗り継ぎ時間があり、ドイツビールで宴会する予定だったのに…
私だって残念だった。。(/ _ ; )

 

でも、今回のアクシデントで感心したのは、ルフトハンザ航空の地上職員の方。
帰りに私が父のパスポートを持っている事を話した女性職員の方は、ドイツ語・英語・イタリア語・フランス語が話せるそうです。
私がよっぽど必死そうな顔をしていたのか、おっとを待っている間、イタリア語で色々と話しかけてくれました。
多言語を習得していることもですが、気を紛らわそうと親切に気遣ってくださったことに感激しました。
海外の空港であまり良い思いをしたことがないので、とても印象に残りました。

 

 

 

次は、美術館などの観光スポットについて。
皆で楽しむコツは、意外にも簡単なことでした。

 

 

 

 

 

 

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