長々とお休みをいただきましたが、2013イタリアたび(たべ)記録、再開します。
per CHIZURU
シチリアたびは、まだまだ夏の余韻が残る、ブーゲンビリアが咲き乱れるシラクーサから始まりました。
カターニア空港からシラクーサのホテルへ到着するまでに、さすがシチリア!の一通りの洗礼を受け、軽く酔っぱらったみたいなテンション。
簡単に書くと…
その1 空港発のバスですら、1時間半遅れ
(まぁ、普通?)
その2 シラクーサに到着したバス停からチェントロ(中心街)に行くはずの無料循環バスが、財政難で半年前に廃線になっていた
(やっぱり不景気…)
その3 タクシーに乗ったら、運転手さん道に迷う
(カーナビに住所入れてる段階でおかしいと思わなくちゃ>私)
その4 運転手さん、実はラグーサの人で、シラクーサの道は分からない
(乗った時に言え!)
その5 運転手さん、道を聞いたコワモテの通行人とすっごいシチリア弁で怒鳴り合い、2人から「とにかく降りろ」と言われ怖々降りるも、運転手さん立ち去る
(えーどうなるのー??)
その6 コワモテがどこかへ電話をかける
(シチリア弁、全然聞き取れない…)
その7 茫然としていたら、様子を伺っていた目の前のバールのお姉さんがいきなりカンノーロ(お菓子)をくれた
(食べたらお金払え!って言われるやつ??)
その8 お姉さん「Buon viagggio ! よい旅を!」と言い残してにこやかに立ち去る
(えぇ?!いいひとー!!)
その9 コワモテの知り合いのタクシーが現れ、コワモテやっぱり「Buon viaggio !!」と言って立ち去る
(ゴメン、すっごいいいひとー!!!)
その10 無事にホテルに到着。しかも、端数の2ユーロは切り下げ!
(もちろん、荷物分上乗せしてお支払しました!)
と、ざっとこんなカンジ。
不便だったり、もー!って思う事もあるけれど、シチリアの人のこの親切があるから、それでオールOKになっちゃうんです。
これが最初に分かったので、この後からぐっと楽しくなりました。
となると、お腹も空いてきて…
ホテルの可愛いお姉さんに聞いて、お勧めのレストランへ向かいました。
まずは前菜のブッフェ。
野菜や、新鮮な魚介を使ったものなど、盛りだくさんにあります。
好きな物をたくさんでも、ちょっとずついろいろでも、気分に応じて選べるのは嬉しいですよね。
後から知ったんですが、シチリアは前菜をこのスタイルで用意するお店、多いんです。
いろいろ食べなくてはいけない私みたいなヒトには、素敵なスタイルです。
アラカルトの前菜もありますよ。
こちらは、レッスンでもご紹介した、うにのブルスケッタ。
これを食べた時に、「このお店はアタリだな」と思いました。
田舎料理過ぎず、でも洗練され過ぎず、私の好みのお料理ばかりです。
セコンドにしようか迷ったけれど、名前に惹かれて頼んだ「鮪のボッタルガ(熟成させた魚卵)とアーモンドのリングィーネ」。
いやぁ、絶品でしたコレ。
遅い昼食になってしまったので、夕食を考えて控えようと思っていたのに、おっとと譲り合わないほど。
(早い話、奪い合いね)
ボッタルガはボラの方が美味しいとずっと思っていましたが、鮪だって負けていません。
鮪はシチリアの名産なので、やっぱりボッタルガも美味しいんですね。
アーモンドのまったり感も上手に活かされていて、忘れられないパスタになりました。
周りを見渡すと、ヴァカンツァを楽しむヒトばかり。
ブーゲンビリアが咲き乱れ、キレイな海を目の前にし、天気も良くて、ごはんも美味しい!となれば、楽しむしかないよね。
肩の力を抜いて、リラックスしましょ。
にゃんこ天国だし♪
La Tavernetta DA Piero
住所:Via Cavour,44,Siracusa
電話:333.2352296
定休:木曜日
【お知らせ】
「カターニアの穴場レストラン」の記事でご紹介したお店で食べた、「鰯のベッカフィーコ」について、Tabelatte さんのサイトでもご紹介しています。
名前の由来や、カターニア風とパレルモ風の違いなどにも触れていますので、ご興味のある方は覗いてみてください。
先生の旅日記とっても楽しく拝見しています!
今回のその1からは我慢できなくて笑いが止まらないくらい!
お家で拝見して良かった(笑)
まつしま さま
笑っていただけて、良かったです。
その方が浮かばれる…
シチリアへはフィレンツェから向かったので、雰囲気のギャップも面白かったです。
シチリア、すっかりはまってしまいました(^^)
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