2013イタリアたび 陶器の街カルタジローネで猛ダッシュ

 

今回のシチリア旅でどうしても来たかったのが、カルタジローネ。
世界遺産ヴァル・ディ・ノートの街の一つで、陶器の街として有名です。
中でも、陶器のモザイクをはめ込んだサンタ・マリア・デル・モンテという大階段が街の一番の見どころでしょう。

ここの陶器はシチリアの中でも評価が高く、そのためリーズナブルとは言えませんが、その独特の釉薬や焼成温度の影響か、とても素敵な色合いで表現されています。
器オタクとしては、何としてでも手に入れたい!
そんな思いで、バス便の多い(はずの)カターニアにわざわざ宿を取って出かけました。
カターニアとカルタジローネは、バスで1時間半ほどです。

が、、、
ここでも、公共交通機関の便が悪いシチリアを体感します。

まず、カターニアから出ているはずのバス。
日本で主な路線のInterbus社とAST社のサイトで調べてみると、Interbusの方がサイトの造りが良くてサクサク調べられます。
一方AST社の方は、かなりの頻度でエラーになってしまう…
こうなると信憑性はInterbus社の方が上だと思うでしょ?
ところがどっこい(どっこいって初めて使ったケド、、)、カターニアのバス停に前日調べに行ったところ、Interbus社のHPで調べたカターニア午前中発の便が全然ない!
シチリアはお昼休みを取るお店が多いので、これでは陶器屋さん巡りは厳しいかも、と思い直し、ホテルのフロントでも調べてもらいました。
すると「Interbus社のサイトで調べると、午前の便があるわ!」と言われ、だからそれはないんだってばー!と言っても「でもサイトにあるんだから、たぶんあるでしょ?」と言われる始末。
そうね、この人達、ぜーーーったいバスでカルタジローネなんか行かないんでしょうね。と戦意喪失。

念のため、電車の便(カターニア~カルタジローネ間は一応鉄道も通っています)も調べてみるも、買い物するには早朝6時台の便しかなく、カターニアの鉄道駅付近の雰囲気を考えると朝まだ暗い時間に「鴨ってください♪」と言わんばかりのおっとを連れては、あまり選択したくない手段。

困ってInterbusu社のチケット売りのおねーさんに聞いてみると「ASTなら午前便があるわよ~」との答えに、勢い込んで「何時にあるの?!」と聞くと「さぁ~?」とのつれない返事…

肝心のAST社のバス停には時刻表はなく、チケット売り場もなし。
結局、1時間ほどエラーと闘いながらAST社のサイトでカルタジローネ行きの便を調べて、何とか午前中2便を発見し、翌日30分前にバス停に行って、近くの人に聞きまくる作戦に出ました。
これが功を奏し、同じAST社のラグーサ行きのバスの運転手さんからカルタジローネ行きの出発時刻を聞き出し、待機。
紙に手書きで「CALTAGIRONE」と書かれたバスを発見した時は、涙モノでした。。。

と、こんな騒動の末辿り着いたカルタジローネ、それはそれは素晴らしい眺めが広がっていました。
と言いたいところですが、まだまだあるよシチリア。

バスの終着駅から街の中心部までは約2キロ。
路線バスもあるにはあるんですが、1時間に1本程度。
タクシーもなし(ついでにタクシーの電話番号もなし)。
バス停付近で日向ぼっこしていたおじいちゃん達に道を聞いて、歩いてチェントロに向かいました。
もちろん、途中で違う人にも道を確認するのは言うにも及ばず。
おじいちゃん疑ってごめんね、でもイタリアが私をこうさせたの。。

そんなこんなでやっと辿り着きました、陶器の大階段!
これは142段登り切った、頂上から撮影しました。

142段、一段一段に陶器のタイルが埋め込まれています。
このデザインは、上に行くほど新しくなっていくそうですよ。
どれもがみんな素敵で、登りの疲れを忘れさせてくれます。

カルタジローネの陶器には、昔は青・緑・黄色の釉薬しかなく、赤色などが使われるようになったのは近代に入ってからだとか。
焼成温度が低かったので、赤色などはなかなか出にくかったようです。

この階段添いにはたくさんの陶器屋さんが並んでおり、一見するとやはり昼休みを取るお店も多そう。
ダッシュで見て周り、結局階段ふもとのエリアにある、いろいろな作家さんのものが集まったお店で購入することに決定。
昼休みを聞くと、ここは通しで開けているそうなので、急いでレストランでお昼休憩を取ることにしました。
イタリアの田舎街はお昼の時間を外すと、あとはバールくらいしか選択肢がないのです。

このエリアは豚肉が美味しいそうなので、豚肉のグリルとコントルノのピアットウニコを、土地の赤ワインと一緒に流し込み。
とても美味しかったんですが、帰りのバスの時間が気になって、早々にお店を後にしました。

この後のことは、今思い出しても疲れる(笑)

急いで陶器店に戻り、レジの人に「たくさん買うから、ここに置かせて」と言って、売り場とレジを何往復もし、友人に頼まれていた分も購入。
送料は友人達も負担してくれるというので、送るつもり気満々でいたのですが、日本まで180ユーロもかかると言われ「180ユーロも払っても壊れるかもしれない航空便より、機内持ち込みできるスーツケースで、自分たちで運んだ方が良くない?」という結論に至り、手持ちで運ぶことを決行。
(焼成温度の低い陶器は、壊れやすいのです)
10キロの陶器を抱えて、迫るバスの出発にダッシュで2キロの道のりをバス停へ。
5分前にバス停に着くと「切符はあそこのバールで買って」と、こんな時に限って融通の効かないバスの運転手さん。
来る時に切符を往復分買っておこうか迷ったんですが、帰りはどの会社のバスに乗るのかその時点では決めかねたので、片道分しか買っていなかったんです。
坂道をもう一度ダッシュでバールに戻り、切符を買ってバスに乗り込んだ時は「もう二度とバスでは来ない!」と心に誓いました。

でもね、これで終わりじゃないの(笑)

カターニアに戻って、買った器分増えた荷物をを翌朝乗る飛行機で運ぶには、どう考えてもスーツケースが1つ足りない。
迫りくる閉店時間に追われ、20分でスーツケースを買いに夜の街へGO!
あまり選択肢があるわけではなかったんですが、どうにか気に入ったものを見つけ、連休前の楽しげな地元っ子をよそに、疲れた顔でスーツケースをガラガラ引いてホテルに戻りました。

 

念願かなって行けたカルタジローネ。
違う意味でも思い出深い街になりました。
でもやっぱりまた行きたいなぁ~
もちろん車で(笑)

 

遠足で来ていた、イタリアの子供たち。
笑顔で登れるなんて、若いねぇ。。

 

INFORMAZIONI

カターニアからカルタジローネへ行くバスは、カターニアの鉄道駅前のAST社の発着所、及び駅付近のInterbus社のバスターミナルから出ています。
いずれの会社も、チェントロにある Piazza Borselino(ボルセリーノ広場)とカターニア空港を経由しますが、ボルセリーノ広場のAST社のバス停は小さく、非常に分かりにくいので注意してください。
2013年10月現在、ボルセリーノ広場のAST社のバス停は、Interbus社のチケット売り場の前の道路際にありました。
AST社のバスの切符はカターニア発ではバス内で購入できましたが、カルタジローネ発はバス停近くのカルタジローネの駅のバールで購入しました。
運転手さんによっては、バス内で購入させてくれるかもしれませんが、念のためバールで購入しておいた方がよいと思います。

不慣れな人には使いにくいイタリアのバスですが、中でもシチリアは更に不便です。
バスの時刻はもちろんですが、バス停の確認、切符の準備、帰りのバスの時刻など、調べられることはあらかじめ調べておくことが大事です。
そして、分からない事や不安なことは、どんどんひとに聞きましょう。
大抵の人は親切に教えてくれるので、この点で不便さをカバーできると思います。
そして、時間には余裕を持って。
遅れる事が多いイタリアのバスですが、たまーに時間より早く出発してしまうことも。
気を付けないと、私のようにダッシュするはめになりますよ~(笑)

 

 

次は、疲れた体を癒してくれた、カターニアの美味しいレストランのお話。

 

 

 

2013イタリアたび 陶器の街カルタジローネで猛ダッシュ” への2件のコメント

  1. 長旅お疲れ様でした。
    シチリアはイタリアとは別の文化が色濃く残っているので、新しい発見や驚きも多かったことと思います。

    そしてたくさんのお土産ありがとうございます。さっそく貴重な日本食を美味しくいただき始めました。お陰様で日本に住んでいる時よりも日本食材に囲まれていて、幸せを感じています。おそらく来年の春まで充実したジャパニーズ・ライフをイタリアで満喫できそうです。グラッツィエ!!!

    • 堂剛 さま

      こちらこそ、大変お世話になりました。
      Mちゃんご家族と御一緒できたのも、とっても楽しかったです。
      皆様にもお礼をお伝えください。

      お土産を入れていたスーツケースに食器が入るはずだったんですが、梱包材分を見誤りました。。
      荷物さえなければバスも楽しいので、今度は泊りで行って時間を取り、郵便局から送りたいと思います。

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