イタリアたび日記 アンギアーリ1

 

 

フィレンツェで最後まで美味しいモノを食べられて、大満足な気分で次の訪問地アンギアーリへ。
アンギアーリは、フィレンツェから電車でアレッツォまで行き、そこからバスで更に50分ほど行った山間の小さな街です。

ここを訪ねるに至った経緯は、ロンドンに住む仲良しのeriちゃんに連絡したことがきっかけ。
私がイタリア北部~中部に行くとメールをしたら、なんと同じタイミングでフィレンツェ・アレッツォに行く予定とのこと!

彼女はロンドンでイタリアンのパスタ教室をしていて、1年半前にパドヴァで同じ料理コースに参加し、同じくアパートもシェアしたのが仲良くなったきっかけです。
研究熱心な彼女は年に数回イタリアへ勉強に来ていて、今回はアレッツォ近くでオリーブオイルの搾油所見学と、アグリツーリズモに泊って、そこのマンマにお料理を教えてもらう予定になっている、というではありませんか。

そのプランにちゃっかり便乗させてもらい、フィレンツェで待ち合わせをしたという訳です。

フィレンツェから2人で遠足気分で電車に乗り、小1時間ほど揺られて着いたアレッツォには、今回オーガナイズしてくださったオサナイさんとアグリの息子さんが待っていてくれました。
早速車に乗り込み、紅葉の綺麗な山道をオリーブオイルの搾油所へ向けて出発です。

着いた場所は、小高い丘の上にある搾油所で、見渡す限りオリーブ畑が広がっています。
しんと静かで、土の湿り気を帯びた空気、搾油所から漂うオリーブのよい香り。
ここにいたら、すごく健康になれるだろうなぁ、というマイナスイオンたっぷりの場所でした。

早速中を見学させていただきます。

ちょうど近所の方達が持ちこんだオリーブを、洗浄機にかけているところでした。
葉や枝は後で機械で分別されるんですが、大きいモノは手で取り除いていきます。

その後、23℃の低温で実と種を一緒に粉砕します。
これが、オリーブオイルが他の植物油と異なる点なのです。
通常の植物油はその種子だけを原料にしますが、オリーブは果実ごと。
いわば、オリーブのジュースになるのです。
そのため、オレイン酸やビタミンEが豊富で、栄養価の高いオイルとなる訳です。

ペースト状になったオリーブを、今度は遠心分離機にかけ、オイルを抽出します。
通常は1分間に6千回回すそうですが、この搾油所では3千回に抑え、栄養分や旨みをより残す工夫をしているそうです。

また、残った絞りかすは、更に機械で果実と種とに分けられ、種は薪などを燃やす燃料(ペレット)として、精製されるそう。

オリーブの種のペレットは、通常のペレットよりも燃焼時のカロリーが強く、また長時間高温を保つとのことです。
こういう再利用法は、環境面から考えてぜひ普及してもらいたいですね。

再利用といえば、こちらの搾油所では、オリーブオイルを使ったクッキーやビスケットも作っていました。
オリーブの香りがほんのり漂う、手作りの美味しさで、あまりに美味しかったので家族のお土産にお買い上げ。
(軽いしネ!)

その後、試飲もさせていただきましたが、苦みとピリっとくる辛さはトスカーナのオイルそのもの。
今年の新絞りのものは、更に旨みが濃厚で、とってもおいしいオイルでした。
というのも、今年は雨が少なく、熱い日が多かったそうで、オリーブの収穫量は少なかったけれど、旨みは強いとのこと。
ワインのぶどうとはちょっと違うんですね。

オリーブオイルの搾油所は、イタリア各地で見学させてもらいましたが、ここはオートメーションと人の手とのバランスがとても良い、という印象を受けました。
何より、搾油所で会った方達が皆笑顔で、仕事に誇りがあるからこその余裕なんだなぁと思いました。

オサナイさんオーガナイズの搾油所見学は、1名からでも受け付けてくださるそうなので、この時期に中部イタリアへ行かれる方はオススメですよ!
詳細は、オサナイさんのHP・ブログへどうぞ。

HP:トスカーナへようこそ!
ブログ:マンジャーレ!イタリア

 

 

 

【おまけ】

どうしてトラクターって赤が多いんだろう??
紫とかあったら欲しいな。。

 

 

 

 

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