イタリアたび日記 アルバ3

 

 

今回アルバで見学・滞在したカンティーナ、フォンタナフレッダ社は、広大な敷地にヴィラやレストラン、エノテカなどを併設しています。
当初の予定では夕食をこのレストランでいただく予定だったのですが、タイミング悪く滞在した日はラツィオ州のシェフを招いてのお料理イベントがあり、ピエモンテ料理はいただけないとのこと。。。
アルバでローマ料理をいただくのも何なので、先ほどの広報担当のモニカさんに彼女オススメの地元のレストランを紹介してもらえるよう、前日に電話をしておきました。
でも、ここはイタリア。
きっと忘れてるだろうな~と思って再度確認すると、すでに手配済みとのこと!
さすが広報担当、仕事ができる女性って感じです。

 

さて、その彼女おすすめのリストランテ Le Torri。
アルバから車で20分ほどの、CASTIGLIONE FALLETTO という丘の上の小さな村にありました。
中は広々としたくつろげる雰囲気。
テーブルはほぼ埋まっています。
メニューを見ると、お料理は伝統的なピエモンテ料理を少しリストランテ風にしたような感じで、おいしい予感に溢れています。
お昼もしっかり食べ、その上ワインの試飲+おつまみであまりお腹が空いていなかったんですが、ここは勉強。
アンティパストとセコンドピアット、しっかり2皿オーダーしました。

ところが…

運ばれてきたお皿は「小さな前菜・野菜のスフォルマート」。
サービスで全員につくようです。(う、嬉しいけど、お腹が心配…)

これはなかなか高級なお店の匂い…

スフォルマートはバターのコクが感じられるリッチな味わいで、おいしかったです。
ワインを飲むためにまずお腹を落ち着かせる感じがして、胃にもやさしそう。

さて、おすすめされた土地のワイン(ネビオーロダルバ)を堪能していると、私が頼んだ前菜が運ばれてきました。

ピエモンテ料理のカルネクルーダとブラの生サルシッチャ。
生肉×生肉の組み合わせです。
カルーネクルーダはその名の通り生(クルーダ)なお肉(カルーネ)で、軽く叩いた仔牛肉をビネガーやオイルなどで軽く和えてあります。

もうひとつ(左側のお料理)は近隣のブラ特産の、生ソーセージ。
こちらはスパイスを利かせてあり、脂も入っているのでカルーネクルーダよりも少しコクがある味わいです。
最近日本ではなかなか生肉が食べられないので、これは嬉しい組み合わせ。
ねっとりした舌触りとコクがありつつ、赤身肉の軽さがあとをひきます。
上質なお肉は臭みもなく、なめらかに口の中に溶けていきました。

お次は詰め物をしたうずらのグリル。

骨付きのまま焼かれるお肉は、旨みもたっぷり。
フィリングにはなんとアマレッティ(アーモンド風味のクッキー)と先ほどのサルシッチャが使ってあり、肉汁を吸った甘じょっぱい味が何ともいえない複雑な風味を醸し出しています。
添えられた野菜は食感が残る火の通し方で、切り方や盛り付けもモダンな感じ。
細部までクオリティが高く、大満足の一皿でした。

ここまでで相当お腹はいっぱいで、もうカッフェを飲んでシメようと思ったんですが、隣のテーブルに運ばれたドルチェのお皿を見て一目でレベルの高さが分かってしまい、泣く泣く(?)オーダー。。
お腹いっぱいの時の、食後のドルチェは結構キツイのです…

ピエモンテの伝統菓子 ボネです。
アマレッティが入ったチョコレートプリンで、過去私も試行錯誤して何度か作ったドルチェ。
本場のはどんななのか、おいしいお店で試してみたかったんです。

砕いたアマレッティ入りの生地とプディング部分と2層の組み立て。
プディング部分はとても滑らかでざらつきがないところを見ると、生地を裏ごしした後にアマレットのリキュールで香りをつけてる模様。
一方、下部の砕いたアマレッティ部分は、ふやけたアマレッティ生地が微妙な食感を残し、プディング部分のアクセントになっています。
丁寧な作り方に、とても関心しました。

サービスもスマートで丁寧で親切。
ぶどう畑が広がる丘陵地帯を望むロケーションもばっちり。
もちろん夜は景色は楽しめませんが、大きなガラスに映り込むキャンドルの灯りがとてもロマンティックです。
その上このお料理のクオリティですから、人気なのも納得ですね。

ちなみに代金は、2人で前菜×2皿・メイン×2皿・ドルチェ1皿・カッフェ×2杯・水1本・1本25ユーロのワイン、トータルで110ユーロちょっとでした。
日本でこのレベルのお料理とワインを素敵なお店で食べたら…、と一瞬現実的なことを考えちゃいましたが、それは無粋ですね。

ごちゃごちゃ考えずにおいしいお料理とワインを楽しむ。

ここにまた来られるように、頑張って働こう!と思えるようなお店でした。

…やっぱり現実的かな?

 

 

Le Torri

P.ZZA V.VENTO.10 CASTIGLIONE FALLETTO (CN) ITALIA
TEL: +39 0173 62849
HP:www.ristoranteletorri.it

 

 

 

ドルチェが終わって「私、がんばった!」と思っていたら、小菓子のサービス。
そうだった。
ここは高級リストランテ。
食後のプティフールもサービスされるんだった…

もちろん食べましたよー(泣)

イタリアに来ると食事が仕事なので、頑張らなくては。。。

 

 

 

 

 

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