イタリア料理日記2010 ヴェネト州~キオッジャ~

パドヴァからバスで1時間、キオッジャという港町に来ました。
キオッジャはヴェネツィアになるのですが、アクセスのしにくさがちょっと難ながら、ご縁があるのか前回も含めると通算4回も訪問。
一般人開放の魚市場は活気にあふれ、眺めているだけでウキウキします。
ゴンドリエーレ風
お買いものに来ていた犬も、ゴンドラ船頭さん風ファッションでばっちり決まっているのがさすがヴェネツィア(?)
4回目の今回の目的は、コッツェ&ボンゴレ(ムール貝・あさり)の養殖場見学。
でもその前に、せっかくなので今が旬のモレーケ(脱皮したての蟹)を食べるために、昼食時間に合わせてAkiさん家族と遠足気分でバスに乗り込みました。
モレーケ
これがそのモレーケのフリット。
漁で獲れた蟹の中から脱皮しそうなオスを選り分け、一晩ほどかけて脱皮したものを出荷します。
生きたまま出荷されたモレーケは、そのまま卵液に浸して玉子の旨みを吸わせて揚げる調理法が一般的。
脱皮したてなので殻が柔らかく、卵液が沁みこんだ身は旨み充分。
生きたまま卵液に漬けられる姿を想像すると可哀そうですが、このモレーケ、環境汚染などで獲れる場所が少なくなっているとか。
この日も海の水温の影響で漁獲量が少なく、港町の小さな食堂としては高価なお皿になっていました。
モレーケ
これがそのモレーケ。
食事の後見学に行った業者専門市場で見かけましたが、この時出荷されていたのはこの一箱だけ。
市場内をぐるっと一回りしてもう一度同じ場所に戻ると、もう売れてしまっていました。
本当に貴重な食材なんですね。
この「業者専門市場」がとても面白かったです。
何がって、出荷されている魚はもちろんですが、集っている「海の男達」がもう最高!

私には単語すらほとんど聞き取れない方言でおしゃべりに興じている様は、「おっさん見本市」(失礼!)みたい。

仕事中にジェラートを買うために並んだりするところも、さすがイタリア。
彼等には日常のひとコマなんですが、その日常をあんなに活き活きと暮らしている姿に羨望を覚えました。
仕事は楽しくしなくちゃネ!
海の男のジェラテリア
私が一目惚れしたおじさまです。
ジェラテリアのおじさんにしとくのはもったいないカッコよさ!
Violaをダシに、私もジェラート買えばよかったと大後悔。。。
Violaに小悪魔的魅力を習ったら、私も相手にしてもらえるかなぁ…

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